スタッフ&キャスト
原題: Zulu
製作: 2013年 フランス
時間: 107分
監督: ジェローム・サル
音楽: アレクサンドル・デプラ
出演: オーランド・ブルーム(ブライアン・エプキン)
フォレスト・ウィテカー(アリ・ソケーラ)
ジョエル・カエン(ベジーナ)
あらすじ
予告映像
感想
ニール・ブロムカンプ監督の『第9地区』以降、同監督の『チャッピー』や『ジャッジ・ドレッド』『逃走者』『アベンジャーズ2』など映画のロケ地として脚光を浴びる南アフリカを舞台にしたオーランド・ブルーム、フォレスト・ウィテカー共演作『ケープタウン』を観た。
てっきり現地出身の新進気鋭の監督が撮った作品かと思ったら原作・監督・脚本がフランス人で、観るとなるほどフレンチ風味のサスペンス映画である。
妻子に愛想を尽かされたオーランド・ブルーム演じる自堕落な刑事と、アパルトヘイト時代に父親を焼き殺され自身も男性としての機能を奪われたフォレスト・ウィテカー演じる温厚な刑事が、少女の暴行死事件や消えた子供たちの行方を調べる内その裏に隠された巨大な陰謀に気付いてしまうというもの。
そんな男が事件の深淵に足を踏み入れた事で徐々に変わっていくのがこの映画の肝であり、『セブン』ほどではないにしても、それに近い衝撃が待ち受ける。
エグイシーンが多く爽快感とは無縁ですがハードな展開やラストの余韻など、なかなか印象的な作品でした。