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『血界戦線』 第11話 「Paint It Black 」


総集編から無事本編復帰した『血界戦線』第11話。
一言でいえば今回は釘宮理恵さん祭り
ホワイト、ブラック、絶望王に加え、彼らの幼少期まで1人で演じていて聞いてるこっちがどうにかなりそうなレベル。
(釘宮病的な意味でも)

エピソード自体は原作要素一切なしの完全オリジナル。
ホワイトがブラックと歩んできた人生が独白形式で描かれていきます。

これまでの様な詰め込み感や慌ただしさはなく、じっくり丁寧に姉弟の成長を追っていくのですが、雰囲気が無茶苦茶良くて何かもうこれだけで一本映画が作れそうな感じ。
一部の読者が不満を漏らすように内藤さんのカラーとは違いますが、せっかくアニメ化したのだから新たな要素を加え世界観を広げるアプローチはあってしかるべきだと私は思います。

2人の絆をきちんと描く事でレオに対するホワイトの裏切りも心情的に納得でき、この部分を疎かにして彼女を"嫌な女"にしなかったスタッフに拍手を送りたい。
(ここ数年キャラを使い捨てにしたり思考が破綻している作品が本当に多いからね)
最後にホワイトが幽霊=死者である事を示唆するなど次回への引きもバッチリで、ハロウィンの風景で劇場版ビバップ釘宮さんの少年ボイス+魔方陣で某錬金術師が浮かんだのは私だけではないはず。

最終回はライブラのメンバーがレオ救出に駆け付け大団円を迎えると信じていますが、ここに来てまさかの次週お休み。
今度こそ本当に万策尽きたという事か?。
待たせるならその分、素晴らしい映像に仕上げて欲しいのですが、はてさてどうなる事やら…。