紆余曲折あって延長戦になった一期と違い順当に最終回を迎えた『血界戦線 & BEYOND』。
これが普通なんだけど物足りなさを感じるのはなぜだろう?。
妹を人質に取られ鬱屈した展開に終始した前編から一転、後編ではレオが兄として男としてDr.ガミモヅに一矢報いる姿が描かれる。
「神々の義眼」を駆使してギリギリのところで攻撃を退け、知恵と勇気を武器に目上の敵を追い込んでいく「トータスナイト」の戦いがとにかく熱い!!。
クラウスにその姿勢を賞賛されるシーンは「絶望王編」にも組み込まれていた為、内容が重複してしまっていますが、これはまぁ仕方ない。
何気にレオが根性見せるシーンでホワイトと彼女の象徴である光る蝶を絡ませたり、エピローグでブラックと再会させるなど、一期の出来事を踏まえた上で「妖眼幻視行」を描いたのはアニメ版としては正しい選択だったと思う。
オリジナルエピソードに重きを置いた一期と違い、二期は一部意味不明な改変がありつつも原作基準で制作され、影が薄かったチェインやギルベルトさんといったライブラメンバーにスポットが当たった反面、アニメならではの+αの要素が乏しかったのが悔やまれます。
『攻殻S.A.C』のように個人エピソード+その間にシリーズエピソードで最初から2クールやれればバランスも良かったんだけど今のご時世でそれは難しいのよね。
何はともあれ原作は継続中なのでワンチャン第三期の制作に期待すると共に、そっちのストックが貯まるまで『トライガン』の再アニメ化を希望します。
(メリルを演じた鶴ひろみさんが亡くなってしまったけど出来る事ならキャストは続投でお願いします)