偽姫さまの独立宣言と権限委譲によって絶対的な力を手に入れたスレイン卿。
現状に不満を持っていた騎士たちが同調する一方、それを良しとしない不穏分子も当然ながら存在しており、その粛清をハークライトに任せるなど我が道を突き進んでおります。
一方、見るからに無能そうな地球のお偉方と対面する艦長と鞠戸大尉。
確かに敵のよく分からない技術で動いてる戦艦が信用できないというのはごもっともな意見だが、デューカリオン以外に戦果を上げている部隊が他にいるのかという疑問。
後藤隊長だったら「戦線から遠のくと楽観主義が現実に取って代わる…」と語り出していたに違いない。
にしても、この直後のエレベーターのシーンの構図は完全にエヴァだよね?。
姫様が意識を取り戻した知らせを受けたスレインくんですが、偽姫さまには危険な状態で面会謝絶とウソをついて嫌な予感しかしない。
偽姫さまは偽姫さまで勘違いしまくっている上、スレインくんにマジ惚れだし、これ刺されるフラグじゃね?。
そんなピリピリしたムードなどどこ吹く風。
艦長と鞠戸大尉が一緒に出かけ副長が置いてけぼり食らった件で盛り上がる3人娘。
ガールズトークにしれっと混ざるカームくんが羨まし過ぎる。
食事もとらずハンガーで黙々と作業するイナホくんに差し入れをする優しいユキ姉ですが、スレインくんの名前が出た途端「私の可愛い弟を撃ったクズ野郎ね」と暴言が飛び出して大爆笑。
否定しないイナホくんも根に持っているみたいですね(笑)。
ここで「もし本物の姫様が再び和平を願ったとしても地球と火星双方の人間が誰一人その言葉を信用しないだろう」と伏線を張るのですが、事実を知った時に姫様の心が壊れないか心配です。
無事帰還したマズゥールカ卿ですが、スレイン卿を露骨に批判するなど粛清対象になりそうで怖い。
当のスレインくんは偽姫さまにしれっとウソをつけるようになった自分の姿に苦悶の表情を浮かべ、目覚めた姫様と向き合う事すら出来なくなってしまいました。
彼はもがけばもがくほど深みに嵌っていくな…。
引き続き遊撃部隊として敵カタフラクトの殲滅にあたるデューカリオン。
つうか、そこをなんとかするのが火星の超科学なんじゃないの?。
イナホくんの機転で煙幕弾による気流の流れで敵を捕捉、反撃に移ろうとしたまさにその時、新たな敵機と揚陸城が飛来。
彼の行動理念が姫様の幸福であるなら、自分が全ての罪を背負い何らかの形で地球との和平が実現する状況を作り出しイナホくんに想い人を託して逝きそうな気がするのですが、それだとまんま『コードギアス』なので予想を覆す展開に期待したい。