旧いまここにあるもの

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『SHIROBAKO』 第12話 「えくそだす・クリスマス」

 
今年最後の放送にして、劇中と同じクリスマスというタイムリー過ぎる『SHIROBAKO』第12話「えくそだす・クリスマス」。
これ狙ってやったんならスタッフ超有能だわ。
 
前回名前だけ登場した『新世代アヴァンギャルドン』の監督「菅野光明」氏登場。
元ネタは言わずと知れた「庵野秀明」さんなんですが、ビジュアルと喋り方がまんま過ぎてTVの前で大爆笑。
『アヴァ』の放送が1995年とか徹底してるし、『えくそだすっ!』の木下監督が演出で参加してたってモデルが水島精二さんだって宣言したようなもんじゃないかwwww
(水島さんは当時若手で「瞬間、心、重ねて」の演出を担当していました)
しかも腐ってやがるゼロ戦が機銃撃ってパトカーを薙ぎ払うとか『風たちぬ』と『ナウシカ』の合わせ技だし、前回のモザイクが掛かった『ド○えもん』や『ガン○ム』といい銀魂』ばりにギリギリを攻めていくスタイルですね!(爆)
 
その一方で動物(馬)を描けるアニメーターが不足している事を指摘するなど業界風刺も忘れない。
岡村天斎監督も『ウルフズレイン』制作時に「狼が描けるアニメーターが少なくて苦労している」と話していましたが、考えてみればリアルな動物が登場するアニメって本当に少ないですよね。
 
原画マンが見つからず馬が疾走するクライマックスの内容改変も議論されるのですが、ここで遂に社内ではぶられていた重鎮・杉江さんにスポットが当たる。
その正体は泣く子も黙る伝説の名アニメーターだった!!って、なんでどいつもこいつも自社アニメーターの実力把握してないのかね?。
それともこれも業界あるあるなのかな?。
 
ここからベテランと若手が協力してラストスパート。
時代遅れだと腐っていた杉江さんは自分がまだ必要とされている事に喜びを感じ、後輩に作画のノウハウを継承するなどすごく良い流れで思わず涙が…。
戦線離脱していた矢野さんも合流し、一致団結しクリスマスに滑り込み納品。
 
そして打ち上げの席に「白箱」が届けられ、みんなで鑑賞するところで終了~。
作品的にここで終っても十分綺麗な気がするのですが意外や意外もう1クール続く。
流れ的にはやはり渡辺Pが『第三飛行少女隊』制作の話を取り付けてくるんですかね?。