旧いまここにあるもの

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SHIROBAKO 第19話 「釣れますか?」

 
我らが矢野パイセンが帰還した『SHIROBAKO』第19話。
あのみゃーもりが弱音を吐けるってだけでも貴重な存在なのに、根を詰めすぎなみゃーもりにアロマキャンドルを渡して確り睡眠をとるよう勧めるなど流石の貫録。
そして朝礼という名の帰還報告でタローがビクビクしていて笑う。
やはり前回は矢野さんの気配を感じて逃げたな(笑)。
 
スタッフ会議で進捗状況の共有。
ナベPも加わりなんだか心強い。
タイタニックの件は言われてみればキャラデザ問題で1ヵ月押していて一概に相手だけが悪いとも言えないのね。
けど、その事を差し引いてもあの態度はないわ…(;一_一)
 
そこでタイタニックにヘルプで送り込まれる矢野さん。
監督や平岡とのやり取りから滲み出る小悪魔ドS臭。
あれ?。矢野さんてこんなキャラだったっけ?。
平岡とは会話の感じから同期で、方や現実を見て夢が覚め、方や夢を追い続けてるって感じでしょうか?。
真昼間から釣り堀で時間を浪費する放浪演出家をスカウトしに行くのですが、それとなく監督の名前を出したり、予定の時間を早く教えるなど策士である。
 
一方、社長の付き添いでムサシの前身であるアニメ制作会社「武蔵野動画」へ出向くみゃーもり。
そこでセルアニメ時代の遺産と、アニメ制作に従事した当時の人々の情熱に触れます。
大倉さんが社長に頭が上がらない理由や、杉江さんと奥さんの馴れ初めなど、これまでの伏線を上手い事回収していて素晴らしい。
作り方は変われどアニメに掛ける想いは今も昔も変わらない。
夢を捨てない大人たちって素敵です。
 
そんな雰囲気から一転、えまたそに作画参考にすっぱい顔を強要されるみゃーもり&りーちゃん。
なんで例の牢獄に連れ込んだし(苦笑)。
 
旭川まで単身ロケに赴いていた職人肌な大倉さんも無事帰還。
ここでの独白と武蔵野動画の回想がシンクロしてまた感動。
壁には『人狼』の橋や『攻殻』の美術館の背景が飾ってあるのも芸が細かい。
大倉さんが描き上げた背景の涙するみゃーもりですが、「肩を貸すぜ」という発言は確りあしらって爆笑。
普通だったら落ちますよこれ(笑)。
 
今回は特殊エンディングで『アンデスチャッキー』ver。
これが菅野氏が話してた「杉江三日伝説」か?。
スタッフロールには確りと「小倉宏昌」さんの名前がクレジットされ、取材協力にも「小倉工房」の名前がありましたが、ご本人のオーディオコメンタリー参加待ったなしですね!!。
 
残り話数が少なくなってきましたが『SHIROBAKO』は久しぶりに終わって欲しくないと思える作品で、いっその事シリーズ化して定期的にやってくれないだろうか?。
少なくとも「ムサニが劇場アニメを制作する」って内容で、もう1クールは作れるでしょ?。