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『バイオハザードⅤ:リトリビューション』(2012年) -☆☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: Resident Evil: Retribution
製作: 2012年 アメリ
時間: 96
出演: ミラ・ジョボビッチ(アリス) 
    ミシェル・ロドリゲス(レイン)
    アリアーナ・エンジニア(ベッキー)
    ケビン・デュランド(バリー)
    シエンナ・ギロリー(ジル・バレンタイン)
    ショーン・ロバーツ(アルバート・ウェスカー)
    コリン・サーモン(ワン隊長)
    ヨハン・アーブ(レオン・S・ケネディ)
    ボリス・コジョー(ルーサー・ウエスト)
    リー・ビンビン(エイダ・ウォン)
    オデッド・フェール(カルロス・オリベイラ)
    中島美嘉(第一感染者)

あらすじ

 アルカディアでの死闘をくぐり抜けたアリスを、かつての仲間ジルが率いるアンブレラ社の特殊部隊が強襲する。
激しい戦闘で気を失ったアリスが目覚めると、そこはアンブレラ社の巨大な実験施設だった。
ジルの執拗な尋問に苦しむアリスだったが、何者かが送り込んだ救出部隊が現れ共に施設からの脱出を試みる…。 

予告映像

感想

「ワイの奥さんミラ・ジョヴォヴィッチなんやで。強くて美人でカッコイイやろ?」
と全世界に自慢するだけのレンタルする気にすらならないホームビデオ「実写版 バイオハザード」の最新作(2014年11月現在)が地上波放送されたので観てやる。
 
作品に対しても言いたい事は山ほどあるのだが、テレ朝の編集も負けず劣らず酷くてイライラ。
CM明けにいちいち邪魔くさいキャラ紹介やインタビューや作品解説、あまつさえこの後の展開をネタばれするなどスタッフはゾンビ並に脳味噌が腐ってるに違いない。
 
さて映画本編ですが冒頭からナレーション過多の総集編的演出で唖然とさせられる。
そっから『ゾンビランド』ばりの茶番劇が続くもんだから開いた口が塞がらない。
死んだ登場人物を再登場させただけでは飽き足らず、ゲーム版の人気キャラを次々と投入するなど明らかにネタ切れしてるだろ?
 
最近は原作も単なるアクションゲームになっているので文句は言えないが、驚異的な身体能力と超能力を有する絶対死なないチート主人公が無双するだけの映像を延々と見せられて何が楽しいのか?。
しかもアクションが3D前提のため動きが直線的でセンスがなく、バカの一つ覚え的に続く銃撃戦と新鮮味皆無のキャットファイトと『ロミオ・マスト・ダイ』的なレントゲン演出に辟易する。
 
ミラ・ジョヴォヴィッチを引き立てる為だけの映画にマトモなストーリーなどある筈もなく、ペラッペラのプロットを更に薄めて無理やり引き延ばしたもんで内容はスッカスカ。
クローンとして蘇ったかつての仲間たちとのドラマなんて無きに等しく、原作キャラもお膳立て要員だから全員無能で見せ場なし
ラストも何一つ解決しないまま続編に丸投げするプロ意識など微塵も感じさせないダメダメ映画です。
 
こんなふざけた出来にも関わらずヒットした為、残念ながら次回作も同一メンバーによって制作されるそうですが、いい加減スタッフ&キャストを刷新してリブートしてくれないかなぁ…。