発売されていた事に気付かず２ヶ月くらい放置していた『ビッグ・オーダー』第５巻を購入。
遂に姿を現した大破壊を裏で仕向けた張本人である「星宮エイジ」の父を名乗る「星宮源内」。
そして守られるだけのお姫様的な存在と思われた「星宮瀬奈」の意外な一面が明らかとなる【大阪編】でございます。
今回の主役は言わずもがな「星宮瀬奈」その人。
表紙にもでかでかと登場し帯にはご丁寧に「俺の妹」とルビが振ってあって笑う。
「異能力者」がひしめく中で際立つ「無能力者」な彼女。
病弱キャラかと思いきや意外なほどポジティブシンキングなお兄様大好きっ子でした。
余命幾許もない自分の命を屁とも思わず、逆にそれを利用して回りの人間を自分のペースに巻き込むなかなかの曲者。
しかし「最強の策士」という割には呆気なく「星宮源内」の手に落ちてしまい拍子抜け。
ハッキリ言って帯の一文は偽りありです。
ヒロイン?なのに最近影が薄い「紅鈴」と瀬奈のいろいろ見えちゃってる入浴シーンや、大宰府政庁十人衆の１人「寸断殺人(すんだんあやひと)」の┌（┌ ＾o＾）┐ホモォっぷり、相変わらずのモブ厳具合など見所?満載でした。
それにしてもエイジだけでなく瀬奈も自分が知っている父とは違うという「星宮源内」。
"瀬奈が「ゲート」を開く『鍵』"で"エイジが「そこ」からあふれた「力」を支配する『安定化装置』"と意味不明な発言ばかりで実際のところどういう関係性なのかサッパリ解らん。
口振りなどは確信に満ちており単なる偽者という感じでもなさそうですが、この辺りの真相が今後の物語の鍵になりそうですね。
