所有者の願いを叶える「オーダー」と呼ばれる特殊能力を有する集団「大宰府政庁」に最愛の妹を人質に取られ世界征服の片棒を担がされた主人公・星宮エイジの戦いを描く。
前巻のラストで世界に喧嘩を売った割に地道に日本の都道府県を九州から順繰りに攻略していくギャップが凄い。
やってる事はまるで戦国時代の国盗りである。
手始めに山口へと侵攻するのですが、そんな彼等に対し早々に人類最強の兵器が投入されます。
表向きは「大宰府政庁」のリーダーでありながら実質的な権限は一切ないエイジが如何にしてこの危機を乗り切るのかが今回の見所。
またしても濃い~新キャラがゴロゴロ登場。
男に触れられると妊娠すると刷り込まれた未来予知者の巫女や、鈴とイチャイチャしたがるレズっ毛溢れるゴーレム使いの墓守などなど、
どいつもこいつも頭のネジが2~3本飛んでるのはえすの作品のお約束(笑)。
大宰府政庁・日本政府・国連。
様々な思惑が交錯する中、エイジは人々を守る為に力を振るう。
その直向きな姿を目の当たりにした敵や偽りの仲間たちが一致団結し核ミサイルを阻止する流れは実に熱い。
正直「2巻目でここまでやって大丈夫か?」と心配になるほどテンション高し!!。
大破壊を巻き起こした張本人として世界中の人々から恨まれているエイジに初めて協力者が出来るなど、彼を取り巻く世界に変化を感じさせつつ今巻は終了。
予告によれば次巻は広島でやーさん相手にバトルを繰り広げるとか?。
核兵器の次がやーさんとかどんな作品だよ…(苦笑)。