スタッフ&キャスト
原題: LIMITLESS
製作: 2011年 アメリカ
時間: 105分
原作: アラン・グリン
出演: ブラッドリー・クーパー(エディ・モーラ)
ロバート・デ・ニーロ(カール・ヴァン・ルーン)
アビー・コーニッシュ(リンディ)
アンドリュー・ハワード(ゲナディ)
アンナ・フリエル(メリッサ)
ジョニー・ホイットワース(-)
トマス・アラナ(-)
ロバート・ジョン・バーク(-)
ダーレン・ゴールドスタイン(-)
ネッド・アイゼンバーグ(-)
ロバート・デ・ニーロ(カール・ヴァン・ルーン)
アビー・コーニッシュ(リンディ)
アンドリュー・ハワード(ゲナディ)
アンナ・フリエル(メリッサ)
ジョニー・ホイットワース(-)
トマス・アラナ(-)
ロバート・ジョン・バーク(-)
ダーレン・ゴールドスタイン(-)
ネッド・アイゼンバーグ(-)
あらすじ
スランプに陥り恋人も去ってしまった作家のエディは、元妻の弟から脳が100パーセント活性化するという新薬「NZT48」を手に入れる。
薬を服用するや一晩で傑作小説を書き上げた彼は、さらにビジネス界にも進出して株取引や投資で大成功を収める。
順風満帆に見えたエディの生活だが次第に薬の副作用とその効能を知ったギャングたちの影に苦しめられる事となる…。
予告映像
感想
自分には才能があると虚勢を張りながら出来る恋人に依存し自堕落な生活を送るダメダメ人間の主人公が、人間の普段使われていない脳の部位を強制的に機能させる真の意味での「覚醒剤」を手に入れ人生バラ色になるってお話。
薬を飲むとブルーを基調とした冷たい映像が温暖色かつビビットな色調に変わり主人公の変化を解り易く表現している。
視野が広まり何処までもズームしていく独特の映像処理なんかも地味ながら観ていて非常に面白い。
案の定、薬の摂取を怠ると脳と肉体にもの凄い反動が起こり最悪死亡するという副作用によってのっぴけならない状況に追い込まれるのだが、この主人公はそこから「じゃあ飲み続ければ良いじゃん!」と更に薬を摂取し続けるというのが凄い。
普通は凝りて「真人間になろう!」という説教じみた展開に持って行くのだが、その点本作はノーテンキだ。
人死にを出すなど割とハードな展開を経て至る結末も、かなりの御都合主義で呆気にとられる事請け合い。
(以下ネタバレの為、一部反転)
あれだけ事件に巻き込まれスキャンダラス塗れな主人公が政界に進出し、あまつさえそれが薬の力ではなく自分の実力というオチには驚かされた。
ドラッグを題材としながらそれ自体を批判せず主人公が何一つ失わず万事上手くいくという頭の弱い映画だが、演出面は冴えておりサクサクした展開と適度なスリルに最後まで飽きる事なく楽しめました。