旧いまここにあるもの

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2013年夏終了アニメあれこれ・中

6月と2013年前半戦終了という絶望の中こんばんは。
改編期なんでアニメも終わりまくると思いきや続投する2クールタイトルも意外と多かった。
 
今回は取り敢えず
『俺ガイル』『フォトカノ』『ヴァルヴレイヴ』『デビサバ2』『変猫』『うたプリ』『俺妹』『アザゼルさん』『むろみさん』
観終える。
便宜上は「最終回」となってるけど、中には分割2クールとか、ネットで残り話数を放送する作品もあったりする。
 
『俺ガイル』は前半はさておき後半のシリアス展開で鬱屈し、『フォトカノ』は新見さん意外のヒロインルートは1話に圧縮された為ぶっ飛ばし感が半端なく、『デビサバ2』に関しても『ペルソナ4』と同じで原作ゲームのダイジェストにしか見えず、『変猫』は原作未完作品にありがちな宙ぶらりんなところで幕引きとなり、『うたプリ』はやっぱりギャグ枠で空耳が相変わらず酷くって、『俺妹』は原作最後までやると言っておきながらお兄ちゃん大好き独白して残りはネット配信に丸投げされ、『むろみさん』はスラップスティック・コメディとして楽しかった。

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んで特筆して面白かったのは放送コードの限界に挑んだ『よんでますよ、アザゼルさん。Z』。
失意のアザゼルさんが精神的に追い詰められるラストエピソードは3話構成でしたが、再登場を果たしたキヨコ人間verの可愛さといったらもう…(ビッ○だけど)。
 
親と彼女を前にアザゼルさんが差しだされた贄(牛脂)を啜る音が鳴り響いたり、 「死にたそうにしてたから、死ねって言ておいた」とアクタベはんに止めを刺されたり、虚無に落ちて『イン○プション』のDVD見せられそうになったり、結局はキヨコの「計画通り」だったりホント最高だね。
 
相変わらず無駄に作画が良かったのだけれど最終話は特に凄くて、復活したアザゼルさんに圧倒される事務所の面々を『人狼』『ももへの手紙』の沖浦啓之さんが、最後の他力本願でゲス顔なアザゼルさんを『忍空』『NARUTO』の西尾鉄也さんが担当するなどI.Gの本気が見れます。
これで黄瀬和哉さんがいればIG作画三大神が揃い踏みでしたが、今現在『攻殻ARISE』やってるから流石に無理だったみたい。
第3期に期待したいですね。

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そして残念を通り越して酷かったのが『ヴァルヴレイヴ』。
このウンザリ感は『BLOOD-C』以来かもしれない。
正直視聴を打ち切っても良かったのですが怖いもの見たさという奴で一応継続したけど何なんだろうね?。コレは?。
 
ガンダム』や『エヴァ』などから設定やシーンを寄せ集めて来たのは良いとして、支離滅裂な展開はとてもじゃないが許容出来ない。
大人も子供も男も女も軍人も民間人もモブであれば簡単に殺しておいて、名前のあるキャラが1人死ねば追悼ムードでお涙頂戴とかハッキリ言って失笑である。
 
主人公が発作でヒロインを襲ってしまい責任をとって結婚しようと好きでない事を前提としたプロポーズをするなど思考がいちいちキチ○イで感情移入など出来るはずもなく、ちょろっとトラウマで味付けした数だけ多くて個性がまるっきりない登場人物もハッキリ言って無駄。
 
場当たり的に書いているとしか思えない脚本はスタッフ間できちんと話合っているのか疑わしい。
こんな物の作画をさせられるアニメーターさんと、演技を強いられる声優さん達がとにかく不憫だ。
 
分割2クールで10月から後半戦が始まるようだが、逆にこの1クール目でどれだけの事を描けたというのか?。
意味不明なシーンと設定の羅列を見せ付けただけじゃないか?。
アニメに限らずこういう作品を観ると「誰か指摘する奴はいなかったのか?」と思ってしまう。
実績と実力のあるスタッフを集めて、本当にどうしてこうなった?。