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『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』本予告公開

シリーズ最新作にして「公安9課」結成以前の物語を描く『攻殻機動隊ARISE』の音声入り予告映像が満を持して公開されました。
巷ではキャスト一新と言われてますが、草薙素子を演じる坂本真綾さんに関しては押井版・神山版共に少佐が子供の義体(通称コドモトコ)を使用する際に声を当てていたので半続投と考えた方が良いでしょう。
 
 
メインスタッフは一新されましたが制作は引き続きプロダクションI.Gなので作画スタッフは重複しており、映像から受ける印象はやはり近作の「S.A.C」に近いですね。
1巻50分×4部構成という事ですが、提示されたキーワードが多岐に渡っている為、1話完結ではなく通して1つの事件が描かれると考えて良さそうです。
 
さて今回初めて真綾さん版素子がお披露目となった訳ですが、今までの幼さを残したコドモトコとは違い田中敦子さんの演技に寄せた強い口調のクールビューティーとして仕上がっているのが興味深い。
元々シリーズに関わっていたというのもありますが私は自然に聴く事が出来ました。
 
予告では他にも荒巻、バトー、トグサの声が確認出来ますが、こちらに関しては違和感が強いというのが正直な感想。
荒巻は年齢的に声変わりするのが不自然ですから阪脩さんのままで良かったと思うし、大塚明夫さんと山寺宏一さんなら自然に若い声も出せたでしょう。
 
しかしながら本作はスタッフの人選などを含め「続編を作る」というよりも「新たな攻殻を作ろう」というコンセプトが強く打ち出されており、そういった点を考慮すれば中途半端に変えるよりこれくらい思い切ってくれた方が観る側も気持ちの切り替えがし易くなるので良い判断だったと思います。
否定的な意見は作品の完成度が高ければ自然と収まるでしょう。
 
映像展開は『ガンダムUC』と同じ劇場イベント上映&先行BD販売で6月22日よりシリーズスタートです。