スタッフ&キャスト
原題: Lucy
製作: 2014年 フランス
時間: 89分
監督: リュック・ベッソン
脚本: リュック・ベッソン
音楽: エリック・セラ
出演: スカーレット・ヨハンソン(ルーシー)
モーガン・フリーマン(ノーマン教授)
チェ・ミンシク(マフィアのボス)
アムール・ワケド
ジュリアン・リンド=タット
ピルウ・アスベック
アナリー・ティプトン
モーガン・フリーマン(ノーマン教授)
チェ・ミンシク(マフィアのボス)
アムール・ワケド
ジュリアン・リンド=タット
ピルウ・アスベック
アナリー・ティプトン
あらすじ
マフィアの闇取引に巻き込まれたルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、特殊な薬が入った袋を体に埋め込まれ運び屋にされてしまう。
だが、体内で薬が漏れたことで彼女の脳機能が突如として覚醒。
徐々に喪失していく人間性と引き換えに、超人的な能力を獲得していく…。
予告映像
感想
リュック・ベッソン監督×音楽エリック・セラの名コンビ+スカーレット・ヨハンソン主演の『ルーシー』を観る。
ある薬の副作用で脳の機能をフル活用出来るようになった女性の戦いを描く「ベッソン式中二病サイキックムービー」(爆)。
ある薬の副作用で脳の機能をフル活用出来るようになった女性の戦いを描く「ベッソン式中二病サイキックムービー」(爆)。
舞台設定もそうだが主人公が上部構造にシフトする結末なんてそのまんまである。
この人の演技力を待ってすれば『レオン』のスタンスフィールドに並ぶ悪役も創造できた筈なのに、雑なキャラクターあてがって宝の持ち腐れもいいところ。
脳科学の権威である教授役でモーガン・フリーマンも出演してるけど、この人も振り回されているだけで見せ場なし。
本当に名優の無駄遣いである。
そして脳味噌がフルバーストする終盤は何でもありな超展開の連続で開いた口が塞がらない。
洗脳・変身・念動力から果ては時間跳躍までベッソンの考えた「ちょーすげぇー人間像」を延々と見せつけられ食傷気味。
CGは頑張っていたと思うが、宇宙創世まで行っておきながら最終的なオチがアレって正直どうなのよ?。
ダラダラ・グダグダだった『ラストミッション』に比べれば手短に纏められているだけマシなのだが、どうにも「人間て普段脳の一部しか使ってないらしいから全部使えるようになったらすげぇんじゃね?」という一発ネタ的な発想で作ったとしか思えない映画でした。