旧いまここにあるもの

Yahoo!ブログ時代のアーカイブ。記事内のリンクが上手く機能しなかったり、タイトルが文字化けしたり、画像のアスペクト比が可笑しいのはダメダメな移行機能の所為。新ブログはこちら→https://imakokoniarumono.hatenablog.com/

『攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』 #09~#10 「PYROPHORIC CULT」

イメージ 1

イベント上映~OVAで展開した『攻殻ARISE』と『新劇場版』を繋ぐ物語として追加された完全新作エピソード「PYROPHORIC CULT」を観た。

既存4話が難解というよりは説明不足かつ映像面のクオリティがテレビアニメ以下だったので正直期待していなかったのですが普通に面白かったです。
つうかなんで映画館で流した奴より完成度が上なんだよ…(;一_一)

シリーズ通して暗躍する謎の電脳ウィルス「ファイア・スタータ」に関連する爆破テロ事件の容疑者として捜査線上に浮上した「パイロマニア」と「公安9課」の攻防を描いた今回のエピソード。

前半はホヅミの命を狙うパイロマニアとそれを追う9課の駆け引きがメイン。
押井監督の劇場版、神山監督のTVシリーズをオマージュしたと思しきシーンや、電脳戦の最中パイロマニアがブリューソフの「炎の天使」を引用するなど攻殻らしいギミックが満載で、最初からこれをやっていればあそこまで批判される事もなかったのではないか?。

後半は打って変わってドンパチがメインで展開。
クルツの手引きにより逃走したパイロマニアの操る無人戦闘ヘリと米軍特殊部隊が9課を襲う。
事態を掌握すべく再び電脳戦を仕掛ける素子をバトーやタチコマがアシストするお馴染みのチームプレーも見れて大満足。
ホント「Ghost Whispers」や「Ghost Stands Alone」の不自然極まりないアクションは一体何だったのか?。

どうしてここまで作風が変わったのかと思えば、脚本を冲方丁さんではなく『攻殻S.A.C』の藤咲淳一さんが担当し、一部映像スタッフ(主にCG班)も入れ替わった模様。
こんなに面白くなるなら最初からこのメンバーで『ARISE』作って欲しかったよ…。

多くの謎を残しつつ物語は今週末より公開される『新劇場版』につづく。
予告観る限り面白そうだけど、どうしよっかなぁ…。