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あらすじ
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感想
まず始めに邦題が終わる終わる詐欺で「ラスト・デイ」とかになってますが、そんな台詞も描写も本編には一切登場しません。
何故、素直に『ダイ・ハード5』にしなかったのでしょうか?。
「ラスト」とか「クライマックス」とか言えば客が入ると本気で思っているなら、そんな奴等は今すぐ全員クビにするべきです。
さて世界中が待ち望んだであろうシリーズ最新作でありながら評判が非常に悪い「ア・グッド・デイ・トゥ・ダイ・ハード」ですが、これは確かにつまらないですね(;一_一)
開始10分ほどで爆破と共に始まる怒涛のカーチェイス。
それなのに全てのパワーをここで使い切ったのか後は新鮮味のない派手なだけのドンパチが20分置きに繰り広げられるだけで、およそストーリーと呼べる物が存在しません。
真面目な話「アクションを繋ぐ為だけに小話が挿入されている」といった印象です。
私は娯楽は娯楽と割り切れるタイプですが福島の原発事故以降こういった脚本を何の配慮もなく上げてくる米国人の能天気さは正直言って笑えません。
アクション映画の醍醐味であるはずの敵勢力も、その目的やキャラ付けが貧乏な家のカルピスくらい薄く、倒してもカタルシスの欠片も感じない。
ラストなんてヘリのローターで悪党の親玉を人肉ミンチにしたら、怒った仲間が増援も呼ばず特攻を仕掛けて自滅するという失笑展開に開いた口が塞がりません。
ハインドを有するほどの敵組織が気付けばロクな装備もないマクレーン親子に1人残らずサクッと皆殺しにされる始末。
何百発も撃ち込まれた銃弾は体を避けて飛び、高層ビルから落ちても脱臼すらしない。
「ハリウッド映画の主人公なんてそんなもんだ」
と言われればそれまでですが、今までは満身創痍で勝つギリギリ感が確かにあった。
しかも事件に巻き込まれるシリーズ伝統のプロットも息子を助ける為にマクレーンが自ら進んで巻き込まれに行くため破綻しており、恒例の「ぼやき」もすっかりなりを潜めハッキリ言ってダイ・ハードである必然性を全く感じません。
父と息子がタッグを組んでいるも関わらずバディムービーとして『3』や『4.0』に遠く及ばず、親子の描写にしても前作でのルーシー(娘)との一件の方がよっぽど充実していた。
「どこにでもあるただのアクション映画」
といった感じで本当にガッカリしました。