旧いまここにあるもの

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原作:平坂読 作画:いたち 「僕は友達が少ない」 第4巻 (MFコミックス アライブシリーズ)

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最後の最後でようやく夜空のターンが回って来たかと思えば尻切れトンボで最終回を迎えたアニメ版が好評だったか定かではない『はがない』のコミカライズ第4弾です。
とらのあな特典で頂いた冊子の表紙を飾る理科のアヘ顔が何とも言えません(苦笑)。
 
例によって内容はアニメに追い抜かれたけどコッチのが断然笑えて面白い!!。
アニメ版はギャグというか掛け合いの演出がイマイチで、萌え要素で誤魔化さず『荒川UB』アザゼルさんみたいに会話劇をもっとテンポ良くやって欲しかった。
 
この巻にはアニメでまさかのオリジナルBGMが降臨した「ロマ佐賀」「カラオケ回」に加え、大人の事情でスルーされた「リレー小説回」が収録。
この「リレー小説回」というのが実に酷い!。
あのメンバーが小鷹を主人公にして好き勝手なストーリーを書き綴る訳だから大体予想が付くと思うが、劇中劇とは言え主人公やヒロインがレ○プ連呼とか完全にアウト。
オチとなる理科のどっかで見た様な超有名ロボットたち共演による煩悩全開妄想も引用の仕方が秀逸過ぎてニヤニヤが止まらない。
どう考えても地上波ではNGな内容なのだが、これらの描写こそ真に彼女達の「残念さ」を引き立たせるネタであり銀魂よろしく放送コードの限界に挑んで欲しかったと強く思う。
 
しかし佐賀県民の嘆きやワラスボといった御当地ネタが集約された「ロマ佐賀」は本当に笑える。
ジョブで「魔法使い」を選んだ小鷹が別の意味での「魔法使い」にされたり。
望んでもいない技を覚えさせられるオタクネタの応酬は素で吹き出してしまった。
 
アニメで『はがない』を知りイマイチだと感じた人も騙されたと思って読んで欲しい。
マンガなので活字媒体である原作より取っ付き易いだろうし、ビジュアルイメージが提示されているぶん笑えるポイントも多い筈だ。