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『アジャストメント』(2011年) -★★★☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: THE ADJUSTMENT BUREAU
製作: 2011年 アメリ
時間: 106分
原作: フィリップ・K・ディック
監督: ジョージ・ノルフィ 
脚本: ジョージ・ノルフィ  
音楽: トーマス・ニューマン 
出演: マット・デイモン(デヴィッド・ノリス)
    エミリー・ブラント(エリース・セラス)
    アンソニー・マッキー(ハリー)
    ジョン・スラッテリー(リチャードソン)
    マイケル・ケリー(チャーリー)
    テレンス・スタンプ(トンプソン)

あらすじ

政治家のデヴィッド(マット・デイモン)はある日、運命的な出会いを果たしたバレリーナのエリース(エミリー・ブラント)と恋に落ちる。
だが突如として現れた“アジャストメント・ビューロー(運命調整局)”にデヴッドは廃人になりたくなければもう二度と彼女と合うなと告げられてしまう…。

予告映像

感想

予告やポスターはサスペンス・スリラーを装ってますが、実際は少女マンガもビックリなド直球のラブストーリー映画です。
よって配給会社の策略に騙され『ボーン・シリーズ』や『マイノリティ・リポート』の様な作品を期待すると悲しい目に会います
 
物語は未熟な人類を正しき方向へ導こうとする上位存在が定められた「運命の書」に従い、惹かれ合う男女を別れさせようと奮闘するのですが
「ダメだ、止めろ、無理だ」
と言ってもマット・デイモン演じるやんちゃな議員は諦めない。
類い稀な行動力で神の使いを出し抜き彼女に会いに行くシーンはかなり笑えます。
 
運命の出会いを描いた作品は数あれど、神の使い(みたいなもの)が恋の邪魔をする作品というのはかなり斬新。
 
主人公を将来の合衆国大統領にして人類を良き方向へ導かせた機関の意志に逆らい、彼女と共に歩む人生を勝ち取るべく魔法の帽子を被ってNYの街を扉から扉に瞬間移動しフィアンセの元から意中の相手を奪い去るクライマックスは必見。
 
全てを投げうった主人公の行動に大いなる意志が「感動した!!」と言ったか言わないかはさておき、最終的に「YOU達好きにしちゃいなYO!!」ってな感じでハッピーエンドに持ちこむ「愛は正義!!」的な作品なんでデートムービーとして最適でしょう。
ただ彼女が劇中のマット・デイモンと貴方を比べ、その事で揉めたとしても私は一切責任を取りませんのであしからず。