旧いまここにあるもの

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「ガンダムらしい」とは何なのだろう?。

事の発端は約2年振りの新TVシリーズとして始まった『機動戦士ガンダムAGE』に対する圧倒的なまでの否定的意見。
かく言う私も最初「えっ?」と思いましたし、ガンダムではないな~」と批判的な文章をブログに書いたりもしました。
 
しかし冷静に考えてみれば例え間違ったアプローチであれシリーズを存続される為に変化を加える事は長い目で見ればやはり必要不可欠な事だと思います。
 
ガンダムが何を持ってガンダムなのか」それは観る人の感性によるし、個人が持つガンダムに対するイメージを否定する気は毛頭ありません。
しかしもし大多数の人間が「こうでなければガンダムじゃない」という固定概念に囚われ続け、新しい物を容認出来ないのであれば私はガンダムというシリーズそのものを一度終わらせるべきだと思います。
 
熱心なファンほど口にする
「こんなのガンダムじゃない」
という無責任な批判も本気で嫌ならば
ガンダムの新作なんて作らなくて良い」
と言い替えるべきではないのか?。
 
ガンダムとはこうあるべきだ」という保守的な意見がもしシリーズ全体の閉塞感に繋がっているとしたら、それは老害以外の何物でもありません。
事実、近年のシリーズはキャラクター以外の部分はデザインにしても物語にしても焼き増し感が非常に強く、批判を恐れる余りある種の枠組の中から抜け出せていないように感じます。
 
多少形を変えてでもガンダムというブランドをより強固な物にするという製作者の責務と、それを受け入れるファンの度量が今まさに求められているのではないか?。
『ガンダムAGE』を観ていて強く感じました。