旧いまここにあるもの

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2010年冬終了アニメのあれこれ。

コミケ帰りで疲れてるのですが今年のアニメは今年の内にぶった斬っておかねばと思いやっつけで作成しました(笑)。
 
一応今期終了分で観ていたアニメは
『俺妹』『サムライガールズ』『荒川アンダーザブリッジ×2』『乙女妖怪ざくろ』『えむえむっ!
ぬらりひょんの孫』『イカ娘』『ミルキィーホームズ』『神のみぞ知るセカイ』『アマガミ』『咎狗の血』『刀語
フォーチュンアテリアル』『それ町』『ヨスガノソラ』『伝勇伝』『パンスト』『海月姫』『屍鬼
となります。
 
我ながらよく消化したな~と思いますが正直な話、今期は(も)印象に残った作品はあれど傑作と言える作品は1つもありませんでした。
 
 
まず終わり方が気になったのは『伝勇伝』と『フォーチュンアテリアル』。
 
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特に『伝勇伝』は最終回直前で行き成り話が飛躍して打ち切りマンガみたいな終わり方で唖然とさせられました。
2クール使って丁寧にストーリーを描いて来たのに最後の最後でどうしてこうなった?。
 
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一方の『フォーチュンアテリアル』も話が現在進行形のまま終わってしまい個人的にはかなり消化不良。
原作ファンならば脳内補完出来るので良いかも知れませんが予備知識のない者にとっては肩透かし以外の何物でもありません。
二期を作るにしたって『神のみぞ知るセカイ』の様にきちんとアナウンスを出すか、納得出来る様な形で話を一段落させるべきではないのか?。
この二作品に限った事ではないですが最近こういった「当たれば次作るよ~」みたいな終わり方をするアニメが多くてホント困る。
そんなの原作に対してもファンに対しても失礼だろう。
 
 
そして色々な意味で酷かったのが『咎狗の血』と『ヨスガノソラ
 
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前者の『咎狗の血』はとにかく作画崩壊が激しく最終回の誤魔化しカットの多さには辟易させられました。
画面に背景しか映っておらず台詞だけで話が進むとかホント舐めてるんすかね?。
ここまでアニメとして破綻した作品を観たのは久しぶりで原作ファンに同情せざるをえない。
豪華キャストの熱演がただただ虚しかった…。
 
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後者の『ヨスガノソラ』に関しては言うまでも無く18禁アニメだったからです。
キチガイ都知事の様な偏見はないが毎回の様にSEXするアニメをTVで放送する意味が解らない。
無論、好きな物同志がそういった行為に及ぶのは流れとして必然でありそれ自体をやるなとは言わない。
だが実用性ありきでそういった描写を連発するのであればそれは18禁のOVAでやるべきだろう?。
映像は綺麗だし物語は純愛。それなのに何故エロを重視したのか理解に苦しむ。
話の展開は『アマガミ』の様に各ヒロインルートを区切って描く構成だったのだが、私には主人公が『スクールデイズ』の誠よろしく、とっかえひっかえ女性を毒牙に掛けるヤリチンにしか見えなかった。
 
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それとエロとは違うグロ面でヤバかったのが『屍鬼』。
最初は得体の知れない「ナニカ」に村が侵食されていくホラーだと思ったら、中盤で立場が逆転し人間があらゆる残虐行為に手を染めていく衝撃の展開に驚かされました。
死んでいるとは言え作業的に心臓に杭を打ち込み、もくもくと死体処理を行う傍ら世間話をする村人。
極限状態でモラルが崩壊した人間の姿をこれでもかと描き、UHF局じゃないのに拷問や『ハイスクール・オブ・ザ・デッド』も真っ青な人体破壊描写などよく放送出来たなと思う。
 
 
あと思いがけず楽しめたのが『イカ娘』と『ミルキィーホームズ』。
 
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イカ娘』は最初話に起伏はないのでどうかと思ったのですがギャグアニメに定評のある水島努さんが監督を担当しているだけに癒し系ギャグアニメとして地味に面白く、最後まで安定感はあったんじゃなイカと…。
OPも聴き続けている内、完全に洗脳されてしまったでゲソ。
 
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『ミルキィーホームズ』は当初普通のお子様向けor大きいお友達用の萌えアニメかと思っていたら、馬鹿馬鹿しいネタと無駄に気張った作画が妙にツボに嵌ってしまいました。
個人的にはこういうテンションが高いお馬鹿アニメは大好きです。
 
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最後に今期の中で一番振り切っていたのはやはり『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』でしょう。
天元突破グレンラガン』のメインスタッフが再集結しカートゥーン調の絵柄でビッチな天使を大活躍させたこの作品。
一話目から排泄物の敵として登場させ文字通り「糞アニメ」にしてみせたスタッフの悪ふざけには感服せざるをえない。
奇をてらった設定故に前評判はすこぶる悪かったものの、中途半端にやらずここまで開き直ってくれて私は良かったと思う。
あとはストッキングが悪魔という超展開がどうにかなれば良いのだが…。