旧いまここにあるもの

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金曜ドラマ 「SPEC(スペック) ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」 壬の回 冥王降臨

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力に溺れ暴走を始める一(にのまえ)。
顔に「キリトリ線」を書くという幼稚な行動が、その裏にある残忍さを際立たせています。
しかしながら、どうやって死体処理をしているのかは相変わらず不明瞭。
ここまで来てしまうと一(にのまえ)の単独犯という事でほぼ確定なのですが、時間を止めているとは言え1人であれだけの人数を殺すのは相当苦労した筈。
汗水流してせっせと処理し時間を戻して余裕ぶっこいていると思うと可愛くて仕方ありません(笑)。
 
組織に切り捨てられ完全に孤立した未詳に捜査一課からずるずると延長コードを引っ張ってダクト経由で入って来る当麻に爆笑。
しかもストーブのたこ足配線でブレーカーが落ちるというおまけ付きでしたww。
 
『SPEC』になって俄然元気になった野々村係長ですが
「神戸のマン喫から動画上げちゃおうかな?」
は公務員として色々ヤバイ(汗)。
 
そして死んだ筈の津田が再び登場。
要は
「私が死んでも代わりはいるもの」
という事ですね。
汚れ仕事を請け負いながらもこの国の為に尽くす「愛国者」だと言う津田。
前回までが能力者側の視点だったのに対して、ここに来て公安側の正義が語られる展開が面白い。
改めて考えると見ると瀬文は周りに流されっぱなしですね(笑)。
 
今回のビックリSPEC能力者は東野幸次さん。
ノリノリで演じられていましたが能力は何?。
もの凄く臭い息にしか見えなかったんですが…(苦笑)。 
 
奇襲を受けながらも何故か生きている一(にのまえ)。 
母親を巻き込んだ報復としてアグレッサの構成員や金太郎飴みたいな津田は皆殺しにされてしまいました。
合掌
 
野々村係長いわく「一(にのまえ)は快楽殺人者ではない」そうなのですが、それは朝倉と比べてという事だろうか?。
悪意という意味では間違いなく朝倉の方が上だと思いますが、殺した人数は一(にのまえ)の方が圧倒的に多く悪意がない分余計にたちが悪い気がします。
そんな相手に1人戦いを挑み散る漢・野々村に合掌(笑)。
 
当麻の回想に登場した猫と戯れる少年は首の痣からして一(にのまえ)と同一人物の様なのですが「リョウタ」と呼ばれていたりして謎は深まるばかり。
一(にのまえ)の母親もどうやら本物ではなかったみたいだし、その辺りの答えが来週提示される事を願います。
 
夜景が美しい横浜の倉庫街で一(にのまえ)と対峙する当麻と瀬文。
雪が降りしきる中での時間停止は正に圧巻。
こればっかりは動かなければ良いという問題ではないので、かなりの部分をCGで処理しているのでしょう。
何気に空中で静止した雪に一(にのまえ)の肌が触れるとちゃんと溶けたりして作り込みが半端じゃない!!。
TVでこれだけの映像を作ってしまうスタッフのSPECに私は脱帽です(笑)。
 
自らの勝利を確信した一(にのまえ)は自分の能力を
「時間を止めているんじゃない、君の世界と僕の世界の時間の流れは違うんだよ」
と語りますが、
ここに推理の際に登場した「双子のパラドックス」というキーワードが加わると、なんとな~く2人の関係性が見えて来ますね。
 
今回は堤幸彦さん演出回なだけに細かいナンセンスギャグも多々あってかなり楽しめました。
捜査一課の掛け合い漫才とか、怪し過ぎる指名手配写真とか、敬礼する犬とか、肩手でロッカー破壊する当麻とか、全力坂のパロディーとか、"管"直人とか、マジな場面にちょいちょいお馬鹿なシーンを盛り込むセンスは流石としか言えません。
 
次週は遂に最終回!!!。
ラストで何故当麻は微笑む事が出来たのか?。
一(にのまえ)を倒す唯一の方法とは?。
そして2人の過去に隠された真実とは?。
私は最後の瞬間までこの物語に刮目したいと思います!!。