(2期目以降のアニメは省略)
「池袋」という実在する街を舞台に展開するバイオレンス要素を含んだ一風変わった群像劇は斬新で、
原作の力とキャラクターの魅力に満ち溢れた作品だったと思います。
ただ個人的には1クール目の展開の方が痛快で好きでした。
フィクション然とした首なしライダー・セルティの存在とリアルに描写される池袋のギャップが面白く、
しかし2クール目からは臨也の策略で人間関係がドロドロになってしまい爽快感が薄れてしまったのがちと残念。
勿論、物語としての厚みは増したのですが、ダラーズと黄巾賊の抗争は『IWGP』と被ってしまいます。
そういった点を踏まえて、私は1クール目の方が邪念に惑わされず気持ちよく観る事が出来たので好きです。
ホント個人的な理由なんですがね…(苦笑)。
ただ全体的には素直に「面白い」と思えた作品なので2期目にも期待します。
原作の方はまだまだ続いてますし、何より臨也の下にあるセルティの首が心配でなりません!!。
第2期制作の暁には1期のBD-BOXが発売される事を切に願っております!!。
なんか赤裸々な作品だったなと…。
タイトル通り?の内容ですが、エロよりもコメディ要素が強かったですね。
第1話観た時にも言いましたが「エロコメ」という表現がピッタリだと思います。
それにしても田村ゆかりさんはよく出演を承諾したな~と最終回を観て改めて思いました(苦笑)。
本作は毎回スタッフを入れ替えていた為、話数によって全く違うアプローチの物語となっていて、
キャラクターだけ共有して好き勝手?作ってOK。という自由度の高さは視聴者を飽きさせません。
それ故に本筋のストーリーはオマケ程度の物でしたが、元々そういう方向性の作品じゃないんでしょうね。
1月新番の中では一番のエロアニメだと思っていたら(ナマコは本当に酷かった)、後半はかなりハードなストーリーが展開していました。
何気に人々が争うのは「神への信仰の所為だ」という思いきったメッセージを描いていてビビります。
掻い摘んで書くと語弊がありそうですが、現実問題として古くから宗教戦争はある訳ですし近年でも神の教えを都合良く利用して戦争を正当化してる奴等も居る訳ですからね。
有史以来「神様の教え」でどれだけの人々が殺されて来たのか?、考えるまでもありません。
私も時々「そういった争いに利用される神様なら消えてしまった方が良い」と考えていただけに、この原作者さんの思考には凄く共感しました。
多分、真面目な作品で同じテーマをやったらエライ事になるでしょう。
こういった形で「神様」を描けるのも、万物に神が宿ると考える日本人ならではなのかな?、と変な所まで考えてしまいました。
(何の感想だよ)