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『CANAAN』 最終話 キボウノチ

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「最終話 キボウノチ」感想

前回から続くカナンとアルファルドの直接対決。
ここ数話、自らの持つ共感覚によって苦しんでいたカナンがその力を我が物としアルファルドを圧倒。
#12とはシチュエーションは同じですが攻守逆転している所が興味深い。
目まぐるしく展開する超至近距離での銃撃戦は圧巻!!。
スローで再生すると目から鱗です(作オタ的にですが…)。

しかし決着が意外と呆気無い。
カナンに掴まれた腕を自ら銃で撃ち、左腕を残し崖下へ落下するアルファルド。
ここでアルファルドは自分もカナンと同じく過去に縛られた存在だと気付き「私は蛇の呪縛を解き放つ」と言い刺青のされた腕を銃撃で切り捨てます。
「失い」そして「受け入れた」カナンと、「奪い」そして「捨てた」アルファルド。
シャムの亡霊から違う方法で解放される2人の構図が印象的です。

それにしてもユンユン凄いぞ!!。
爆発する車両からマリア抱えて脱出とか誰よりもヒロイックな活躍している!!(笑)。
これもウーア・ウィルスの力だろうか?。

あと申し訳ないんですがエピローグでのカミングズには笑ってしまいました。
いゃ本人は大真面目に僧侶やってるんでしょうが…。

やはり生きていたアルファルド。
それを予期していたカナン。
エピローグで予感させる2人の再会。
宿命はこれからも続く訳ですね…。

CANAAN』私的感想

CANAAN』は監督が安藤真裕さんだったりOP映像が超絶アクションの連続だったので、カナンVSアルファルドの対決をメインにしたアクション作品になる物とばかり思っていたのですが、蓋を開けてみれば予想以上に個々の人間関係を描いていました。

ただその人数が1クールの作品にしては余りに多いので焦点が定まっていなかった気もします。
単純に人間ドラマだけならば良いのですが『CANNAN』はアクション物でもあります。
個人的には人物描写の数を絞り、もっとカナンとアルファルドの宿命にスポットを当てればアクションシーンも増やせたのでは?と感じてしまいます。

そうすればリャン・チーの存在感にカナンとアルファルドが喰われる事も無かったでしょう(苦笑)。
というか、いっその事「蛇」のメンバー3人(アルファルド×リャン・チー×カミングズ)の愛憎劇をスピンオフで作ってみては如何なものか?。
個人的には最終回のカナンVSアルファルドの直接対決よりも、#11での上記3名の描写の方がスリリングでしたので…(汗)。

もしくは最初に書いたように↓のOP映像を膨らませてカナンVSアルファルドの超絶アクション作品で打倒ハリウッドを目指すのも可(笑)。


そういえば劇場版『CANAAN』には追加カットあるのかな?。