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『ハンティング・パーティ』 ★★☆☆☆

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原題 THE HUNTING PARTY
製作 2007年 アメリカ/クロアチア/ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
時間 103分
監督 リチャード・シェパード
脚本 リチャード・シェパード
音楽 ロルフ・ケント
出演 リチャード・ギア(サイモン・ハント)
  テレンス・ハワード(ダック)
  ジェシー・アイゼンバーグ(ベンジャミン)
  ダイアン・クルーガー(マルヤナ)
  ジェームズ・ブローリン(-)
  ジョイ・ブライアント(-)
  マーク・イヴァニール(-)
  ゴラン・コスティッチ(-)
  ディラン・ベイカー(-)

あらすじ

かつては戦場を駆け回り現在は出世しスタジオ・カメラマンとして活躍するダック。
彼は新人プロデューサーのベンジャミンと共に取材で訪れたサラエボでかつての名リポーター、サイモン・ハントと再会する。
再会早々ダックはハントから「大きなネタがある」と誘われる。
それは紛争中多くの異教徒を殺害した戦争犯罪人"フォックス"の居所を知っているというものだった…。

感想

なぜ世界が血眼になって追う戦争犯罪人が捕まらないのか。
なぜジャーナリストであるサイモン達がそんな人物を見つけ出せたのか。

利害関係。必要悪。大人の事情。
世の中の汚さ。いい加減さ。そして無関心さ。

重くなりがちな題材をブラックユーモアを交えて極力キャッチーに描く。
それでもキチっと政治批判等の問題定義も行っていた。
皮肉たっぷりのEDは一見の価値あり!!。

と結構メッセージ性は高いのですが、映画として考えると中途半端な出来で最後までTV映画スケールで終わってしまって残念。
せめてラストに何かしらの映画的衝撃、なしいはカタルシスがあれば言う事なしなのですが…。
元が実話なのであんまし派手には出来なかったのでしょうが、あと一歩何かしらのギミックが欲しかったと思います。