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『劇場版 空の境界/第四章 伽藍の洞』 ★★★☆☆

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製作 2008年 日本 
時間 50分
監督 滝口禎一
原作 奈須きのこ
脚本 平松正樹
音楽 梶浦由記
声の出演
  坂本真綾両儀式
  鈴村健一黒桐幹也
  本田貴子蒼崎橙子
  藤村歩黒桐鮮花
  東地宏樹(秋巳大輔)
  中田譲治荒耶宗蓮

あらすじ

事故による2年間の昏睡から奇跡的に目覚める「式」。
だが彼女の中から「織」の人格は消え、代わって"直死の魔眼"が開眼する。
大きな喪失感と得体の知れない力に怯え自らの存在価値を見失った彼女の前に、
自称"魔術師"の蒼崎橙子が現れる…。

予告映像


感想

原作を知らない人は謎掛けの様に難解なセリフに置いてけぼりを食らいます。
だからこそ何度も何度も観る価値があり、徐々に理解が深まり楽しめる。
故に初見で一回限りの視聴ならばオススメ出来ません。
絶対にシリーズ通して何回か観る覚悟が必要!!。

「生」と「死」の狭間で揺らぐ中、橙子の助言で死を拒絶し"直死の魔眼"を受け入れ生きる事を選んだ式。
劇中ずっと雨だった空が最後に晴れる演出。
空の境界』は各章通して、天候によってキャラの心情を描いている様に感じます。

"織"が消え孤独な"式"をただ1人守り、待ち続けていた黒桐の優しさに救われるラストシーン。
尽くす男、黒桐幹也!!。
鈴村くんの優しい声も相まってスゴイ破壊力!!。
そりぁ子犬クンとかあだ名付くわな~(笑)。

今までセリフ数少なかった橙子さんが一杯喋って年上スキーとして嬉しかったです。
式との掛け合いが今章の見所の1つと言っても良いでしょうね。
しかしあんなシャツの胸元開けてイカンですな~(笑)。
後半「猫かお前は?」のセリフは観客or読者の気持ちを代弁したナイス・ツッコミでした(笑)。

次章は遂にシリーズ最長の115分の大作『矛盾螺旋』!!。
TVCM等観る限り、かなりの神作画の様なので楽しみです。
遂に譲治も出るぞ~!!(爆)。