旧いまここにあるもの

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『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』 鑑賞。

2ndGIGのラストを観て、「もう続きは作れないだろうなー」などと思っていたのだが、甘かった!!
二年ぶりの完全新作の攻殻、いやー待っていましたよ、ホントに!!
前作2ndGIGから2年後の話で、少佐こと草薙素子は九課を去り、変わってトグサが九課のリーダーとなっている、メンバーも増えており前二作よりも、より組織っぽく成っている。

あらすじ

日本で大規模テロを計画していたテロリスト達が「傀儡廻が来る」と言う謎の言葉を残し次々と自殺する事件が発生する、新生公安九課は捜査を開始するのだが、捜査線上に"傀儡廻"というウィザード級ハッカーの影と、草薙素子の存在が見え隠れしだす…

感想

まず言える事は、今回の攻殻は前二作以上に社会派な出来になっている、そのせいかアクションシーンはやや少なめ。
一作目はオリジナルの不在が生み出した模倣者達の犯罪であり、
二作目は難民問題である、
そして今作では現在の日本で問題になっている、"少子高齢化"や"幼児虐待"などのより身近な問題をストーリーに取り入れているのがスゴイ、なので社会派な作品が好きな人は楽しめるはずだ。
自分は"Solid Stateシステム"はとても理に適っている思ったし、傀儡廻の語る「いいかげん、この国は誰かが何とかしないといけないとこまで来ている」と言うセリフはとても重かった。
本編108分は、とても濃ゆい内容になっており、何度か観なければそのすべてを理解出来ないだろう。(自分も理解仕切れなかったと思うので、もう何度か見直したい思う)

それと今作は日産自動車とのコラボレーションでアニメとしては異例の実在する車が登場する、
世界的影響力のあるアニメーションの話題性や宣伝効果から言っても、こういった事例はこれからどんどん増えていくはずだ。

さてお堅い話は止めにして、
今回のトグサくんはとてもがんばってます!!(良いお父さんです、素敵です、娘さん可愛いです)
バトーさんは少佐&タチコマが居なくて落ち込んでます、(長かった髪を切りサッパリしてます)
でも九課は少佐が居ないと締まらないよー、しかし後半にちゃんと出ますヨ…
最後、続編ありそうな感じで終わったので、また作ってほしいなー。(スタッフさんは大変だと思うけど…)