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エンパイア・オブ・ザ・ウルフ

エンパイア・オブ・ザ・ウルフ
監督 クリス・ナオン
出演 ジャン・レノ アーリー・ジョヴァー ジョスラン・キヴラン ラウラ・モランテ フィリップ・バス
物語はヒロインのアンナ(アーリー・ジョヴァー)の視点でスタートする、彼女は夫との生活の中で奇妙な違和感を覚える、実は自分は別の人間で今の生活は仕組まれた物なのではと疑い夫のもとから逃げ出す…
同じ頃主人公の若手刑事ポール(スラン・キヴラン)はパリ10区で起こるトルコ人不法入国者の女性ばかりを狙った連続猟奇殺人事件の犯人を追っていた、だがなかなか犯人の手掛かりがつかめない、そこでトルコ人社会に精通した潜入捜査官シフェール(ジャン・レノ)に協力を願い二人で捜査を開始する…
映画序盤はこのアンナとポール双方の視点で展開していき、徐々に国粋主義組織“灰色の狼”の影が見え隠れしだし、一つの事件になってゆく。
感想は、パッケージや予告にある「マインドコントロール・テロ特殊部隊・禁忌・CIA・国粋主義組織・邪教集団・潜入捜査」などは言い過ぎで期待し過ぎると肩透かしを喰らう。
だがフランス映画特有の映像美や展開、最後の方か少々勇み足になった感はあったが、
サスペンスアクションとしてなかなか良い線だったと思う。
ジャン・レノの悪役と聞いていたがたいして悪人じゃない(むしろ良い人)
アーリー・ジョヴァーは『ブレイド』でフロストの恋人役?を演じていた女優さん、美人である。
スラン・キヴランはなかなかカッコイイこれからの活躍に期待したい
監督は『キス・オブ・ザ・ドラゴン』のクリス・ナオンである。