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韓国で実写化された『人狼 JIN-ROH』の予告編公開。


よく分からないゲームの派生作品ではなく押井守さんのライフワークとも呼べるケルベロスサーガを基に2000年にプロダクションI.G沖浦啓之監督によって制作された手描きアニメーションの到達点とも呼ばれる傑作『人狼 JIN-ROH』↑を韓国で実写化した『인랑(原題)』の予告映像↓が公開されました。


感情論を抜きにすればバイオレンス要素に富んだ力強い作品に定評のある韓国映画界。
今の日本にこういった骨太な作品を実写化する土壌がないので仕方ないとは言え、舞台を近未来の韓国に移し、例によって南北問題を題材に組み込んだ何時ものパターンには流石に苦笑いです。

映像的には要所要所、原作をオマージュしているものの、主人公とヒロインのロマンス要素や、肉弾戦と言ったアクション要素益し益しでコレジャナイ感がかなり強いですね。
スローで後方の壁が次々爆発するシーンなんて一昔前のハリウッド映画かよって感じだし…(;一_一)

というか予告ではドローンが対象に攻撃を加えていますが、そんな未来社会でクソ重いプロテクトギアを身に纏いMG42を携えて行動する必要があるのかという疑問。
監督は『悪魔を見た』やシュワちゃん復帰作として話題を呼んだ『ラストスタンド』を手掛けたキム・ジウンとあって、ある程度のクオリティは保証されるでしょうが、そもそも日本でちゃんと公開されるかが怪しいところ。
少なくともゲームの『人狼』と混同されるからとかいう理由で別の邦題に差し替えられそうな予感。
こっちが先だっつうの!!。