旧いまここにあるもの

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2018年春のアニメ新番あれこれ

前のクールが良すぎて、なんだか微妙な今クール。
1話を観た作品は以下の通り。

例によって女性向け作品は早々に除外し、何とは言わないが近年流行りの観ていて気分を害する胸糞アニメもバッサリ切りました。
まどマギ』みたく鬱展開が最終的なカタルシスを導き出す為の手段であればいいのですが、どうにも登場人物を酷い目に遭わせるのが目的みたいな作品が増えてきて私ああいうのストレス溜まるんで大嫌いなんですよね。
あとはまぁ話題作のアレとか不朽の名作のリメイクなんかも入ってなかったりするのですが単純に趣味嗜好の問題で惹かれるものがなく、一部続編物に関しても話を追うのに疲れて挫折しました。

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そんな今期、今のところ観ていてぶっちぎりで楽しいのは『ウマ娘 プリティーダービー』
初見は『艦これ』や『アイマス』といった人気コンテンツに乗っかりまくりで既視感しか無く、競技シーンとか完全に『バトルアスリーテス 大運動会』で「どこが競馬やねん!!」と全力でツッコミを入れたのですが、何やかんやキャラが魅力的で可愛いし、掛け合いのテンポも上々で、そのあたりは流石P.A.WORKSといった感じ。
万策尽きて放送中断するお些末な作品と違い、初回から2話連続放送かつクオリティも安定していたのもポイント高し。

SHIROBAKO』っぽいメタフィクション的な要素や業界ネタも散りばめられており、なかなかどうして今期のダークホースになりそうな予感がします(馬だけに)。

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湯浅政明監督によるネットフリックス版『デビルマン』や、新しく劇場版が公開された『マジンガーZ』など、今再び注目が集まる永井豪さんの代表作である『キューティーハニー』が『Cutie Honey Universe』と銘打って放送開始。
アイドル声優を多数起用するなど前情報からはもっと今風のスタイリッシュな作風を予想していたのですが、思いのほか原作に忠実?でセクシャルな描写や、人死にといったハードな展開があって驚かされました。
絵柄もキービジュアルの洗練された印象とは違い、昭和的な崩し顔とか多用しているので、この辺りは好き嫌いが分かれそうなところ。

というか1話目から物陰で普通にヤッてたり、部屋で素っ裸で亀甲縛りとか、MXだとこれを普通に19時から放送してたんだけど大丈夫なのだろうか?。

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長らく実写畑で監督活動を続けてきた樋口真嗣さんが久し振りにガッツリアニメに関わった『ひそねとまそたん』は脚本が岡田磨里さんで制作がボンズと話題性抜群なのですが、内容がかなり奇をてらったものとなっており予備知識があっても面食らいました。

古の時代からドラゴンと共存しその事を諸外国に隠匿し続けて来た架空の日本を舞台に、ドラゴンの管理を担う航空自衛隊とそこに配属された新人隊員にスポットを当てた一風どころか、かなり変わった「お仕事アニメ」。
流行とは無縁な絵柄はもとより、ドラゴンへの搭乗の仕方が食われて排泄されるという『フリクリ』みたいな設定にビックリ。
妙にリアルで躍動感溢れる飛行シーンなどは実にボンズらしいのですが、この題材でどう話を盛り上げていくのか予想が付かず、そういう意味では今期一番気になる作品かもしれません。

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ここ数年毎クール確実に1本はある「おっさんホイホイ枠」として、久し振りに新シリーズが始まった『フルメタル・パニック! Invisible Victory』
初期アニメシリーズはGONZO制作で9.11で初回放送が危ぶまれたと言っても今の若い子はサッパリでしょうし、京アニが担当した『ふもっふ』を含む2ndシリーズですら2003~2005年と懐かしさが半端ない。

んで制作がジーベックに移った13年ぶりの今回のシリーズですが、特にこれまでの流れや登場人物の紹介もせず物語がスタートして苦笑い。
一見さん完全無視で、ある意味潔い作りではあるのですが、前シリーズを観ていた私ですら「宗介とかなめってこんな親密だったっけ?」と浦島太郎な気分なので、この判断が果たして吉と出るか凶と出るか…。

このご時世、古参ファンだけをターゲットにどこまで戦えるか気掛かりですし、そこにアピールするなら主題歌は下川みくにさんにカムバックして欲しかった。