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第12回 "私的"勝手に声優アワード。

今年も「 "私的"勝手に声優アワード」の季節がやって参りました。
去年『君の名は。』コンビを主演男優&女優賞に選出するという誰もがドン引きする最悪の選考で権威や信頼をドブどころか肥溜めに捨てやがった本家との違いを見せつけたいところですが、タイトル通り選考基準は私が観ていた作品を中心とした偏った物なのであしからず。
(それでも本家より酷くない自信はありますが…)

■主演女優賞■

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悠木碧さん

同じ賞に同じ人は選ばないという自分ルールを曲げ第6回で主演女優賞に推した悠木さんを再び選出。
若手やアイドル的な売れ方をした声優さんは同じようなタイプの役が続き停滞するのが常なのですが、中身がオッサンの腹黒ロリ(幼女戦記)、快活妹キャラ(ACCA)、アホの子(アホガール)、処女ビッチ(しょびっち)、男装女子(キノの旅)、いじめっ子(3月のライオンとボールルーム)、ミステリアスなクラスメイト(サクラダリセット)、そしてライフワークとも言える絶唱アニメ(シンフォギア)と、悠木さんは出る作品毎に全く違うキャラクターを演じており、その引き出しの多さにただただ脱帽。
キャラクターor個人名義、更に竹達彩奈さんとのユニットで精力的に音楽活動を行っている点もポイントになりました。

■主演男優賞■

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女性声優に比べ活躍の場が限られる男性部門は毎年悩むのですが、諏訪部さんは2017年『亜人ちゃんは語りたい』と『異世界食堂』で立て続けに主演を務めた事に加え、『Fate/Apocrypha』第22話で魅せた勇者王顔負けな絶叫演技の凄まじさが強く印象に残りました。
UBW』での杉山紀彰さんに続いて、『Apocrypha』では花江夏樹くんの演技をトレースするなど、流石はエミヤの中の人といったところでしょうか?。
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大西さんは年下ヒロインから年上お姉さん、快活から無口系、戦士から委員長まで、様々なタイプをまんべんなく演じていて、とにかく安定感がありました。
キャラソンや某ラジオのテーマソングなど歌唱力もすこぶる高いので今後アイマスなどへの参加も期待したいところ。
 
井澤さんは俗にいう「ケロケロボイス」の持ち主で『メイドインアビス』のナナチが絶妙にマッチしていたかと思えば、『クズの本懐』で幼馴染、『セイレン』で初の?メインヒロインに抜擢されるなど、ここに来て知名度を大きく上げた気がします。
唯一無二の声質を生かした小動物系の役柄だけで重宝されると思いますが、『セイレン』の桧山水羽など抑えた演技も良いのでもっと聞いてみたいですね。
 
ちなみに次点は、憧れの先輩(ボールルーム)、中性的なクールビューティー(宝石の国)、悪友的なクラスメイト(セイレン)、と演じ分けた佐倉綾音さん。
そして『Re:CREATORS』で本格的なヒール、『このすば』でアホの子、『クズの本懐』でビッチ先生、と幅広くこなした豊崎愛生さんの活躍も印象的でした。
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遊佐さんは「あのキャラとこのキャラが同じ声優さんで驚いた」パターンを地で行く『Fate/Apocrypha』の英霊の鏡たるカルナの高潔な演技と、『弱虫ペダル』人間辞めてる御堂筋翔くんのギャップが笑っちゃうくらい凄かった。
御堂筋くんに関しては初登場の時から天井知らずにキャラが暴走していて、遊佐さんの演技力で持ってる回とかもざらなので、前々から助演男優賞で選出したいと思っていて今回ようやくそれが叶いました。
 
岡本くんは『とあるシリーズ』の一方通行(アクセラレータ)からこっち好戦的な悪役が多く、次いで悪友ポジションorショタキャラと続くのですが、『龍の歯医者』での悩める主人公や、『ボールルーム』のクールなライバル、『魔法陣グルグルグル』での憎めない悪役?など、2017年はいろいろな役柄にチャレンジしマンネリを打破していました。

■新人女優賞■

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藤田茜さん

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本渡楓さん

藤田さんは上半期『エロマンガ先生』『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』『sin 七つの大罪』と主演作が続いたものの、下半期はあまり耳にしなくなったのが少し気掛かり。
何らかの理由で仕事量を抑えたのだろうか?。
 
本渡さんは2015年デビューですが既に代表作多数の超売れっ子。
ラジオでのトーク力などパーソナリティー方面での伸びも期待できますし、数年後には主演女優賞も射程圏内かもしれません。

■新人男優賞■

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千葉くんはデビュー5年以内ではないのですが事務所に所属して本格的に声優活動を開始したのが最近なので選出。
月がきれい』の純朴少年が凄く良くて、そこから『ようこそ実力主義の教室』のダウナー系主人公に至るギャップに驚かされました。
 
梅原裕一郎くんは女性向け作品への出演が多く、あまりその演技を耳に出来ていないのですが、『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』のシャリオス17世は若手とは思えない落ち着いたトーンで印象に残ってます。
2018年は既に主演作が多数決まっているので飛躍の年になるでしょう。

■歌唱部門■


せっかくヒットしたのにお家騒動でお先真っ暗な『けものフレンズ』のOPテーマ「ようこそジャパリパークへ」は久し振りに一般層にまで認知されたアニソンなので文句なしの選出。
今やバンドマンとしてよりアニソンシンガーとして有名になってしまった大石昌良くんが作詞作曲と聞いて驚いたのですが、こういう楽曲も作れるんですね。
ユニスクの田淵智也さんに続いて業界でのお仕事がますます増えそうですが、せっかく再結成したSound Scheduleの活動が放置気味なのはファンとして残念に思います。