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第11回 声優アワードが盛大にやらかした件

そもそも賛同していない事務所があったり、選考方法が不明瞭だったり、ノンプロが賞を獲得するなど、「日本レコード大賞」と同じく眉唾物の賞としてその結果を見てワイワイ騒ぐのが正して楽しみ方である「声優アワード」の結果が今年も発表されました。

その結果が案の定というか、声優という名を冠していながら、そこを主戦場として頑張ってる方達や応援しているファンを愚弄するような内容で、ある程度覚悟していた私ですら「はぁ?」となりました。

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ネットはちょっとした炎上状態で公式サイトは↑こんな感じになっていたりするのですが、これはまぁ自業自得でしょう。
以下、その結果を抜粋。

◇第11回 声優アワード受賞者(敬称略)

 ▽主演男優賞:神木隆之介▽主演女優賞:上白石萌音
助演男優賞大塚芳忠助演女優賞潘めぐみ
▽新人男優賞:伊藤節生内田雄馬小林裕介
▽新人女優賞:小澤亜李、千本木彩花、田中美海
▽歌唱賞:Aqours
▽功労賞:小林清志、清水マリ、堀絢子
シナジー賞:君の名は。
富山敬賞:中尾隆聖高橋和枝賞:島本須美
▽キッズファミリー賞:「ペット」キャスト一同
▽特別賞:のん

私は超A&Gの中継で授賞式の模様をチェックしていたのですが、助演男優賞に『亜人』の佐藤役が強烈だった大塚芳忠さんが選ばれたり、主演女優賞に捻じ込まれるのではと危惧していたのんさんが特別賞という別枠で表彰されるなど、「なんだ今年はまともじゃないか!!」と思った矢先に件の主演賞ですよ…(;一_一)

君の名は。』はシナジー賞に入ってたので「これで不安材料は出し切った!!」と油断させておいてコレだから堪ったもんじゃない。

いやね。神木くんと上白石ちゃんの演技も自然体で良かったですよ。
良かったけどメガヒットした作品に出ているからって主演賞W受賞はねぇだろうと…。
こんなんアカデミー賞でやったら大バッシングですよ?。

もし1年通しての総合的な活躍ではなく、単作での演技を評価するなら主演女優賞は『聲の形』で難役を演じきった早見沙織さんが受賞するのが筋であり、本業以外の人が受賞したどーこー以前に役者さんを表彰する場でありながら、そういった部分を蔑ろにしている事が私は何より許せません。

許せないと言えばこの結果を受けて何を勘違いしたか神木くんと上白石ちゃん叩きをしているアホが居ますが、2人は新海誠監督からオファーを受けて精一杯仕事をしただけであって何の非もありません。
2人に文句を言うのはオタクの恥です。
今すぐ止めてください!!。
叩くなら明確な授賞理由や一般投票の内訳などを開示せず表にも出てこない胡散臭い主催者達を糾弾するべきです。

いよいよもって低空飛行を続けていた「声優アワード」の信用が文字通り地に落ちた訳ですが、これでは歴代受賞者やその他の賞を受賞した方々が不憫で仕方ありません。
公式が信用ならないから毎年「"私的"勝手に声優アワード」とかやってる訳ですが、ここらで金の力や組織票に左右されない、真の意味で演技や活躍を評価する賞を誰か新設してくれないだろうか?。