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血界戦線 & BEYOND 04「人狼大作戦(チェイン:ポッシブル)」

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『血界戦線 & BEYOND』第4話は原作コミック第6巻収録の「人狼大作戦(チェイン:ポッシブル)」。
奇しくも「Day In Day Out」に続いてチェイン活躍回でございます。

例によって原作に忠実な映像化となっており要所要所の決めカットは筆致を含め完全再現。
それが悪いという事はないのですが、原作読者としては1期目のアリギュラ回(ep5「震撃の血槌」)や前回のレオにこっそり財布を返していたカットなど、良い改変はどんどん加えてアニメならではの+αの新要素で楽しませて欲しいところ。

副題の「チェイン:ポッシブル」は言わずもがな某有名スパイ映画からの引用で、高高度から敵基地に自由落下で侵入する場面なんかにそれが表れているのですが、すんでのところでミサイルの爆発を止めて海中に落下させるシークエンスなんかも今見るとまんま『ゴースト・プロトコル』ですわ。

2期目にしてようやくフォーカスされたチェインの能力はベルベッドの台詞で概ね分かったと思いますが、踏みつけられたザップの顔の傷が治ったり、買ってきた花瓶が別のデザインになった意味を一見さんは理解できただろうか?。
要するに彼女が存在を希釈しまくった結果、介在した事象まで無かった事になってしまい、それを阻止する最終手段としてスティーブンの汚部屋訪問と相成ったのですが、この辺り原作にあったエメリナ(原作では名前がエメリ"ア"だったのだが…)の説明台詞がバッサリカットされていて本当に分かり難い!。

クラウスが事務所のパソコンで作成していた「チェイン帰還おめでとうパーティー」の招待状にしても字幕を出さず仕舞いだし、これらの謎改悪には首を捻るばかりです。