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『トランスポーター イグニッション』(2015年) -☆☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: The Transporter Refueled
時間: 96分
製作: 2015年 フランス
監督: カミーユ・ドゥラマーレ
脚本 アダム・クーパー ビル・コラージュ リュック・ベッソン
音楽: アレクサンドル・アザリア
出演 エド・スクレイン(フランク・マーティン)
    レイ・スティーブンソン(フランク・シニア)
    ロアン・シャバノル(アンナ)
    ガブリエラ・ライト(ジーナ)
    タチアナ・パジコビク(マリア)
    ウェンシャ・ユー(キャオ)
    ラシャ・ブコビッチ(カラゾフ)
    レン・クダジャビスキ(レオ・イマソフ)
    ノエミ・ルノワール(マイサ)

あらすじ

運び屋のフランクは、妖艶な美女アンナが率いる犯罪組織に父親を人質に取られ、プロの運び屋のルールに反する依頼を強制される。父親の命の期限は12時間と迫っており、自らに課したルールと父の命の間で揺れ動きながら、フランクは愛車アウディを走らせるが

告映像

感想

言わずと知れたジェイソン・ステイサム出世作としてシリーズ3作品が制作され、別キャストによってTVシリーズ化もされた『トランスポーター』のリブート作が午後ローで放送されたので鑑賞。
評価が芳しくないのでレンタルもスルーしていたのだが、なるほどこれは面白くない。

オリジナル版も自分ルールをことごとく破って「どこがプロやねん!!」とツッコミを入れたくなったが、ステイサムが繰り出すアクションなどはそれを補って余りある確かな魅力があった。
しかし本作ではそれらの要素が全てスポイルされてしまい、行きずりの女に振り回され、ピーチ姫ばりに攫われる親父に足を引っ張られまくりの主人公がダサすぎて話にならない。

ステイサムに変わって主演を務めた後にデップ―と戦う事になるエド・スクレインはイケメンだがアクション全般にキレがなく、カーアクションに関しても申し訳程度で映画の見所足り得ていないのだから大問題。
そもそもこの監督はアクションを撮るセンスが致命的で、一連のシーンがことごとく盛り上がらないのだから人選をミスったと言わざるを得ない。

何のカタルシスもない終盤の展開も退屈この上無く、脱力必至な決着など、よくもまぁこの内容でリブートしようと思ったなと別の意味で感心してしまった。