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『10 クローバーフィールド・レーン』(2016年) -★★☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: 10 Cloverfield Lane
時間: 104分
製作: 2016年 アメリ
監督: ダン・トラクテンバーグ
脚本 ジョシュ・キャンベル マット・ストゥーケン デイミアン・チャゼル
音楽: ベアー・マクレアリー
    ジョン・グッドマン(ハワード)
    ジョン・ギャラガー・Jr.(エメット) 
    ブラッドリー・クーパー(ベン(声の出演))

あらすじ

恋人と別れた女性ミシェルは車を運転中に事故に遭い、気を失う。気が付くと見知らぬシェルターの中で目を覚まし、そこには「君を救うためにここへ連れてきた」と話す見知らぬ男がおいた。男はシェルターの外の世界はすでに滅びたと主張し、ミシェルと男の奇妙な共同生活が始まるのだが…。

告映像

感想

映画好きであればタイトルとJ・J・エイブラムスの名前でピンと来るであろう『10 クローバーフィールド・レーン』を鑑賞。

車の運転中事故に遭い謎の空間で目を覚ます主人公。
彼女を介抱したという怪しい男は何者かの攻撃を受け外の世界は汚染され生き残る為にはここに留まるしかないと話す。
地下に作られた核シェルター。
もう1人の同居人。
食い違う説明。
外の世界は本当に汚染されているのか?。

あらすじだけ読むと頭のネジが飛んだ誘拐犯とその被害者が密室で繰り広げる心理劇なのだが、タイトルがタイトルだけにただのスリラーで終わるはずがない。
映画の大部分を占めるシェルター内でのパートはサスペンスとしてよく出来ており、ジョン・グッドマンの怪演や、信頼と疑念の狭間で二転三転する関係性は観ていてハラハラすること請け合い。

しかし『キャビン』ばりに作風が変わるラスト20分はぶっちゃけ投げっぱなし以外の何ものでもなく、主人公がある事を選択する結末も象徴的ではあるものの「俺たちの戦いはこれからだ!!」状態で良くも悪くも一発ネタ感の強い作品でした。