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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』感想。(過剰なネタばれを含む)

この記事は『破』のネタばれを含みます。
事前情報無しで観る事こそ『ヱヴァ』の醍醐味だと思いますので未見の人はすっ飛ばして下さい。

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観ました…遂に観てしまいました!!。
なんかも~怒涛の展開ですよ。
しかし4体+1体も使徒を出した割には緩急付いて上手い展開だったと思います。
全体的に描写が『ヱヴァ』と言うよりは『フリクリ』+『トップをねらえ!2』って感じでした。

ベタニアベースより逃走する「第3使徒」の一部を追撃する為に出撃するマリと仮設5号機。
戦闘の末、両者は爆砕。
マリは脱出に成功するが、この事件はゲンドウによって仕組まれた物だった。

仮設5号機出番少なっ!!。
からしてザク的扱い。つまり乗り捨て(笑)。
マリさんイメージ違うよ~なんか鼻歌まじりに戦ってる。
完全に遊び感覚でヱヴァに乗っている。こんなキャラは初めてだ。
きっとケンスケと仲良くなれるよ(笑)。

加持さんも一緒に登場。
ベタニアベースから謎のアイテム「ネブカドネザルの鍵」をゲンドウの下に届ける。
しかし今回の加持さんはアスカと面識ないみたいですね。
アスカもアスカで「加持さ~ん」とか言ってないし…。
むしろマリの存在を知っており、関係的にはマリとの方が親しい可能性大。
というかマリと加持さんは同じ組織の人間か?。

逃走したのは「第3使徒」の骨の一部?。
予告映像でもチラっと映るけど、どうみても骨。
何のかは暗いし、動き早いし判らん。
てっきり新劇場版において「第3の使徒」とは「人類」を指す物と予想していた私の推理は開始早々に崩壊しました…(笑)。

父と母親の墓参りに行くシンジ。
墓参りを勧めたミサトと共に帰路の最中「第7の使徒」襲来。
初号機の発進を急がせるミサトだったが、上空より降り立った2号機の活躍によって使徒は殲滅される。
2号機と共に着任するアスカ。
プライドが高くシンジとレイをコネでヱヴァに乗っていると見下した態度をとる。
協調性の無いアスカを見兼ねたミサトはシンジと共に自分の家で面倒を見る事にする…。

「第7使徒」の形状はTV版で言うマトリエルに似ている点もあるが殆ど新品(笑)。
2号機すっごい動く。ATフィールド力技で叩き割るんかぃ!!。

アスカ来たよアスカ!!。「あんたばぁか~」とか感動!!。
同居決定その日にペンペンに驚いてシンジと同じく全裸披露。勿論大事な部分はギャグテイストに隠れてます(笑)。
にしても、なんだかTV版より私服の露出度が高くない?。
料理中のブラにホットパンツの上にエプロンなんて、パッと見裸エプ(ry
シンジくんだっておっとこの子なんですよ~。

やはり今回も一般市民の存在もきちんと描かれていました。
第3新東京市の営みと言いますか、日常が短いながらも描写され「ああ~ちゃんとココには人が暮らしているんだな~」と感じる。
『序』でもそうだったけど、シンジが居て、友達が居て、ネルフスタッフが居て、人々が暮らす日本がある。
ごく当たり前の事が意図的であったにしろ欠落していた旧世紀版と比べると新劇場版のセカイは広い。

息抜きにと加持に社会科見学に誘われるヱヴァパイロットの面々とその友人達。
其処でシンジはお手製弁当を振る舞い皆との交流を深める

そんな中、宇宙空間より飛来する「第8の使徒」。
ミサトはヱヴァ3体を同時展開し直接受け止める作戦を立案・実行に移す。
初号機は大破するも使徒の殲滅に成功し、同時にアスカは仲間の力を感じる。

「第8の使徒」は形状こそ違いますがシチュエーションはTVで言う所のサハクィエル
TV版以上に奇妙奇天烈なその姿には「常識を疑うわね」と思わず口にしてしまいます。
作戦発動から殲滅まではBGMを含めもの凄い迫力。
しかし疾走シーンはちょっとCG使い過ぎて浮いていた。

日本海洋生体系保存研究機構」の海上施設登場。
どうやら作中の赤い海には生物が住めないらしく、セカンドインパクト前の青い海を復元する為の施設の様だ。
シンジが「ホントの海は生臭い」と言い加持さんが「生物が腐った臭いさ」と返す一連のやりとりもこの世界に生きる人々の現実をよく表現している。

このシークエンスでは加持に誘われたシンジ・アスカ・レイに加え、遠足気分のトウジ・ケンスケ・ペンペンも参戦。
滅菌処理工程が非常に笑える。

シンジと友人達の触れ合いも細かく描写され、人と人の「繋がり」がそれとなく描かれる。
皆で昼食をとる場面。
まさかシンジが友人一同(アスカ&レイを含む)の弁当を自発的に作るとは…しかも肉が食べられない綾波には「味噌汁なら大丈夫?」とわざわざ注いであげるなんて!!。
なんとアグレッシブ!!。イイ男になった!!。

レイもシンジの手作り味噌汁を口にして「美味しい」と感想を述べ、心のこもった手料理を自分も作りたい。それを御馳走してシンジとゲンドウの仲を取り持ちたいと、ケガをしながらも料理を練習する姿に感動!!。

アスカもプライドが高いと言う点は変わりないが、相手を気遣うシーンがあるのは画期的。
レイの為にお膳立てをしてあげる優しい一面を見せ、そんなアスカにレイも「ありがとう」と感謝の言葉を口にする。
ヱヴァ以外に何も無く孤独だったアスカが人と人との「繋がり」を感じ優しく微笑むカットは実に印象深い。
旧世紀版では「私はコドモじゃない!!」と必死に否定し、ヒステリーすら起こした彼女だが今回のアスカは本当の意味で大人っぽくシンジ達に比べややお姉さんぽかった。

そんなアスカとレイがシンジの為?に料理に励む姿はラブコメっぽくて微笑ましい。
レイの手の傷が自分よりも多いのを見て、闘争心を露わにするアスカが可愛過ぎます!!。

4号機の消滅事故によってアメリカから日本へ移送される3号機。
「一国が保有出来るエヴァの数は3体まで」と定めたバチカン条約によって凍結される2号機。
納得行かないアスカは周りに辛く当たるが仲間達と日々を過ごす内に優しさを取り戻し、シンジとゲンドウの仲を取り持つため食事会を計画するレイに替わって3号機の機動試験パイロットに立候補する。
だが3号機は寄生していた「第9の使徒」により暴走。
アスカの身を案じ戦う事を拒否するシンジに替わって起動したダミーシスタムによる戦闘の末、3号機は破壊されてしまう。
辛うじて一命を取り留めるアスカだったが使徒との融合・精神汚染が懸念されネルフ施設内で隔離されてしまう…。

大方の予想を裏切りトウジは3号機には乗らなかった。
寸前までトウジは意味深な行動を取るが、これはTV版を知っているファンへの罠。
実際は退院する妹に早く会いたかっただけの様子。
何気に初登場の鈴原妹。トウジはシスコンぷり爆発である。

そして3号機に搭乗したのはアスカ。
パイロットスーツエロい。ローレグって誰の趣味やねん!!(笑)。
初号機にエントリープラグ噛み潰された時は「いゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」って思ったけど、上記の通りなんとか生きてます。

そして父に対して怒りを露わにするシンジ。
初号機に籠城→父への恫喝→強制排除→逃避→復活と、ここはTV版『男の戦い』と同じ展開。

現れる「第10の使徒」。
圧倒的な破壊力を持ってネルフ本部へ侵攻。
マリによって封印が解かれ出撃する2号機。
だがヱヴァを戦闘に特化させる「ビーストモード」を持ってしても、ダメージを与える事が出来ない。
相討ちを覚悟し出撃した零号機は使徒に捕食されレイと共に融合してしまう。
その惨状を目の当たりにしたシンジは再びヱヴァに乗り込む決意を固める。
ネルフの皆を守り。取り込まれたレイを救うべく再び初号機で出撃する…。

第10の使徒は言わずもがなゼルエルです。
マリが2号機を奪取し出撃。プラグスーツはピンク!!。
本人曰くピッタリしていて良いそうです。プラグスーツなのに乳揺れ…マリさん胸デカイぞ!!(笑)。
通常戦闘では歯が立たず「ビーストモード」を解放するマリ。
この2号機の姿はまさに「ビースト」!!。
どうせなら「エキゾチックマニューバ!!」と叫んで欲しかった(爆)。
だが強過ぎる「最強の拒絶タイプ」!!。しかも零号機を喰いやがった!!!!!!!!。
驚きの逆パターン!!!!!!!!!!!!。
取り込まれるレイを助けたいと願うシンジの想いによって活動停止した初号機が再起動!!。

人のカタチを棄て。人の領域を踏み越え神に成らんとする姿は圧巻!!!!。
そしてココからが凄い!!。
使徒と融合したレイを救うために、使徒の中に居る彼女に語りかけるシンジ。
レイが旧世紀版同様「私が死んでも替わりはいるもの…」と呟き私が心の中で「そんな事言うなよ~」と思った次の瞬間、シンジが「そんな事ない!!」と否定した!!。
おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!。
シンジ格好良いぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!。
マジで鳥肌立ったぁぁぁぁぁぁ!!!!。

傷だらけの手を差し出すシンジと、その手を掴むレイ。
奇しくもヤシマ作戦時と同じ構図です。
しかも「来い!!」と命令口調だ!!。
なんか泣けました。今回のシンジくんは「漢」です。
アスカの時は自分が戦いから逃げた所為で救えなかったが、今度は必ず救い出すという強い意思。
自分は死んでも構わない、それでもレイだけは守ると感じさせる男らしい表情。

圧倒・感動・衝撃・歓喜もう何が何だか判らない感情が自分の中で渦巻く。
そして始まるサードインパクトで…画面ブラックアウト。

流れたエンディングは『beautiful world』のバージョン違いでちょっとガッカリ。
エンディング後予告と思いきや、突如初号機に突き刺さる槍。
しかしロンギヌスの槍ではない。
舞い降りるヱヴァ6号機とカヲル。
「シンジくん、今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」と呟く(セリフ内容はやや曖昧です)。
ていうか、またラストカットがカヲルくんかぃ!!。

そして次回予告。内容はもう覚えてない(笑)。
脳みそパンクしました。ただ8号機が出てアスカが眼帯姿で復活するみたい。
良かった~。
んでタイトルが『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』…えっ「Q」?。
「急」ではなく「Q」
何何何!!!!!!!。
どうなってるの!!!!!!。
下に「quickening(胎動)」と書いてある。
これの頭文字?。
そういえば予告で「胎動する8号機とパイロット」と言っていたな。
ターミナルドグマに降下した6号機(第1使徒?)とリリス(第2使徒)から生まれるのだろうか?。
ダメだ判らない!!!!!。
もう許容量オーバーです。

とても冷静に成れないから文章も支離滅裂でお恥ずかしい。
けど勢いって大事だと思う。
この熱さが伝われば嬉しい。
私は身近に語る相手が居ないから尚更…。
とにかく言える事は「絶対観て」。

あと上映後は劇場内で拍手が巻き起こりました。
勿論私もしましたよ~(笑)。
舞台挨拶でもないのにスゴイ事だよコレは!!。