2016年春アニメ新番あれこれ。

物によっては3話目が放送される中、ようやく春アニメが出揃いました。

既に切っている作品もあるけど取り敢えず第1話を観た作品は以下の通り。

『ジョジョ』『エンドライド』『ガンダムUC』『ヒーローアカデミア』『マクロス△』『くまみこ』『RE:ゼロから始める異世界生活』『ばくおん!』『ハンドレッド』『ジョーカー・ゲーム』『文豪ストレイドッグス』『クロムクロ』『あんハピ』『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』『甲鉄城のカバネリ』『坂本ですが?』『迷家』『キズナイーバー』『はいふり』『ふらいんぐうぃっち』『三者三葉』『ビッグオーダー』

少年ジャンプの一時代を築いた萩原一至さんと和月伸宏さんがキャラ原案、LUNA SEAがOPテーマを担当と話題に事欠かない『エンドライド』ですが、第1話はそのネームバリューと不釣り合いな出来でなんとも微妙な印象を受けました。

異世界ファンタジーなのにスケール感が乏しく、展開自体も丁寧とは言い難い。

夕方や日曜朝なら通用するかもしれませんが、強豪ひしめく深夜帯にこの完成度で視聴者を繋ぎ止める事ができるのだろうか?。

(ちなみに私は早々に切りました)

人語を話す博識クマさんと都会に憧れる世間知らずの巫女さんが織り成す田舎コメディ『くまみこ』。

勝手な先入観で『しろくまカフェ』＋『のんのんびより』なイメージで観始めたもんだから、第1話の異種姦ネタからの去勢オチに面食らってしまった(苦笑)。

しかしフェティシズム溢れる描写で欲情を掻き立て田舎あるあるで笑いを誘うその作風に気付けばすっかり嵌ってしまい、ユニクロ(まさかの実名登場)にヒートテックを買いに行く第2話、謎作画と事案と着替えシーンが炸裂した第3話、そして今期NO.1かもしれない例のエンディングと毎週大いに笑わせてもらっています。

原作は「まんがタイムきらら」のご長寿連載らしい『三者三葉』も1話からぬるぬる動いて凄かった。

時々やらかす「動画工房」ですが2話目まで観た感じ今回は「良い動画工房」みたいで一安心。

日常物なのに必要以上に絵を動かす作風は往年の京アニを彷彿とさせ観ていて楽しく、

パンの耳を愛食する元お嬢様。元気弾ける大食い娘。しれっと毒を吐く腹黒委員長。

とメインキャラの個性も際立っていてGood。

OPやEDも楽曲を含め完成度が高く、私的今期コメディ枠は『くまみこ』と『三者三葉』が2トップです。

春アニメの中で唯一原作を愛読していた『ビッグオーダー』。

同じえすのサカエさん原作の『未来日記』が良い出来だったので期待していたのですが、エイジと鈴の声がイメージと違い過ぎてガッカリ。

特にエイジ役の森田成一さんは乗りが完全に『聖闘士星矢』か『BLEACH』で、何故スタッフはもっと抑えた演技を要求しなかったのか理解に苦しむ。

加えて原作のシチュエーションを改変しアクション要素を削った上に、エイジのオーダーで鈴を支配するシーンが触手プレイ的な演出になっていて「ふざけんなよ!!」と怒りを覚えました。

画面が暗転して鈴が喘いでたけど原作はあんな展開じゃねぇからっ!!。

『未来日記』の第1話は「恍惚のヤンデレポーズ」という伝説的なシーンを生み出すなど、ファンが観ても本当に素晴らしい出来だったのに今回は何なんでしょう?。

改悪に次ぐ改悪で私の視聴意欲は一気に減退しました…(-_-メ)