巷に溢れるテンプレハーレムラノベアニメかと思いきや、特殊フォーマットで放送された第1話の凝った作りに驚かされた『Re:ゼロから始める異世界生活』。
3話目にして最初の死亡ポイント「ロム爺の盗品蔵」をクリアし、タイトル回収(実は一文字違う)と相成った訳ですが、今時珍しいキャラ萌えに頼らず丁寧にストーリーを進行させる構成に感心させられた次第であります。
原作ファンに言わせればそれでも割愛されたり改変された部分はあるのでしょうが、この御時世に1つのエピソードに3話(初回1時間なので実質4話)も使うなんて英断、原作を尊重してないと出来ないと思うんですよね。
戦闘シーンもよく動くし、エルザ役の能登さんの演技にもゾクゾクしっぱなし。
主人公のナツキがヒロインのエミリアに惚れているというのも新鮮で、彼女の為に頑張る姿にはとても好感が持てます。
一難去ってまた一難。
絵に描いたような爽やかイケメン騎士・ラインハルトが新たなフラグを立てたところで物語は次回につづく。
ループ物という性質上ストーリーの進行が遅いのでどこまでやれるか分かりませんが、BDの発売スケジュールを見るとどうやら2クールみたいなので今後も丁寧な描写に期待します。
それとMYTH&ROIDが担当するEDテーマ「STYX HELIX」は雰囲気があって凄く良いですね。
往年のI've楽曲を彷彿とさせるサウンドと儚げな詩が作品のイメージに合っていて本当に素晴らしい。