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『甲鉄城のカバネリ』 第一話 「脅える屍」

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キャラクター原案:美樹本晴彦マクロスシリーズ』
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アニメーション制作:WIT STUDIO進撃の巨人』『終わりのセラフ

超豪華スタッフによって制作されたノイタミナ久し振りの大作オリジナルアニメ『甲鉄城のカバネリ』もいよいよ放送開始!!。

「カバネ」と呼ばれる異形になった死者に脅え「駅」という名の砦を築き人々が生きる世界を舞台にしたこの作品。
噛まれた人間が次々と感染する設定は完全にゾンビ物だし、外界と隔離し平和を保っていた街が壁の崩壊によって地獄と化す展開は否が応でも進撃の巨人』を思い出す。
(まぁこの流れはパニック物の定石でもあるのですが…)

蒸気機関が発達しているという点でメカデザインはサクラ大戦』的なロマンを感じるのですが、蒸気銃から伸びる携帯式ボイラーを立体機動装置に空見してしまったのは私だけではないでしょう(苦笑)。

それにしてもこんなクオリティの高いアニメを無料で放送するなんて、それ自体が正気の沙汰とは思えませんな。
キャラのアップになると線や塗りが美樹本さんテイストになる謎技法とか、こんなんテレビシリーズでやる処理じゃないですよ(汗)。

「カバネ」を「祟り」ではなく「病」と分析する主人公が傷口から侵入したウィルスを抑え込む終盤の展開も凄まじく、鬼気迫る画の力と澤野音楽の相乗効果でテンションがとんでもない事になっていました。
これは『もののけ姫』のアシタカよろしく、人の意識を保ったまま「カバネ」の身体能力を身に付けたという事でしょうか?。

どう考えても「見えてしまう」ミニスカ(スカートじゃないけど)ヒロインも、刃物入りの下駄で「カバネ」の首を撥ねるなど人間技とは思えない身体能力を披露しましたが、PVによると人でもカバネでもない存在が「カバネリ」であるとの事でタイトルを含め合点が行きました。

既視感はありつつも流石の映像美に圧倒された第1話ですが、果たしてこの勢いを最後まで保つ事が出来るのか?。
なにぶん登場人物の不可解な行動で珍作と化した『ギルティクラウン』と同じスタッフなので実は結構不安だったりします…(;一_一)