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『甲鉄城のカバネリ』 第八話 「黙す狩人」

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恐れていた『ギルティクラウン』化の兆候を見せ始めた『甲鉄城のカバネリ』
鳴り物入りで登場した美馬は「実は良い奴なのでは?」と思わせる暇もなく、化けの皮が剥がれてビックリ。
生駒だけが裏の顔に気付くも信じてもらえず…みたいな溜めもなく、幕府からの刺客を笑みを浮かべながら殺したり、カバネの群れを隠し持ったまま大本営の金剛郭を目指すなど、要するに自分を切り捨てた権力者への復讐を企てている訳だ。

その為の道具として利用している無名との出会いのエピソードも語られましたが、これってどう見ても志々雄と宗次郎だよね?。
美馬の思想にしても志々雄の所詮この世は弱肉強食 強ければ生き弱ければ死ぬ」だし、元は組織に属していたが裏切られて復讐するって流れも考えてみればそのまんまである。

そんな美馬が率いる「十本刀」「狩方衆」の戦いも今回描かれましたが、蒸気機関で動くバイクは流石にやり過ぎて開いた口が塞がらない。
世界観が完全に迷子だし、これがあるなら馬いらねぇじゃんww
迫撃砲焼夷弾など強力な兵器も登場しましたが、これまで出てこなかったのは「狩方衆」が独自開発し技術を独占しているという事でしょうか?。
でも、装備がこれだけ充実しているのにカバネの噛み付き攻撃から身を守る防具類は一切見受けられないのは謎すぎる。
白兵戦をやるなら先ずそこを考慮するべきでは?。
(カバネの心臓皮膜で刀身を強化できるなら、それを服に編み込めば良くね?)

オッサンどもに体を調べられ薄い本が捗る無名ちゃん(12才)にしても甲鉄城での暮らしで自我が芽生えたかと思いきや、「兄さま」と再会した途端、言い成りで前回までの積み上げは何だったのかと思わずにはいられない。
「親カギを取ってこい」と言われたら菖蒲から脅し取ろうとして、理由を聞いたら癇癪を起こし、侑那が機転を利かせてボイラー室のカギを渡したら甲鉄城の面々を「ウソツキ」呼ばわりする始末。
精神年齢が幼い事や美馬への心酔っぷりを匂わせる演出としては成功しているが、ここに来てヒロインをウザキャラにしてどうする…(;一_一)

登場人物の支離滅裂な言動や不自然なほどのスピード展開。
可笑しいなと思ってBlu-rayの発売スケジュールを確認したら各巻4話収録の全3巻=1クール構成なんですね。
ギルティクラウン』みたく2クールやってもグダったら意味ないけど、これだけの豪華スタッフ集めて1クールは短すぎやしないか?。