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TVアニメ 『ヘヴィーオブジェクト』 「ガリバーを縛る雑兵たち アラスカ極寒環境雪上戦Ⅰ~Ⅲ」


10月よりスタートした『とあるシリーズ』で知られる鎌池和馬さん原作のTVアニメ『ヘヴィーオブジェクト』。
その1stエピソード「ガリバーを縛る雑兵たち アラスカ極寒環境雪上戦」が全3話で完結したのですが、開始早々長ったらしいモノローグで世界観を一気に説明したら2話目で早くも作画崩壊して、時代錯誤な鬼畜軍人が出てきたかと思ったら完全無欠の超兵器が呆気なく破壊されて面食らっている私です(汗)。

物語は平民出身のクウェンサーと名門貴族出のヘイヴィアの仲良し兵隊コンビが巨大兵器を操るエリートのお姫様ミリンダを守るため「オブジェクト」と呼ばれる超兵器相手に生身で挑むというお話で、「最弱最強」の先駆けとなった『禁書目録』よろしく、何の力もない凡人が『アーマードコア フォーアンサー』の「アームズフォート」みたいな超巨大兵器をぶっ壊していく爽快感が売りらしいのですが、核攻撃を受けても表面の装甲が溶ける程度でそのまま連合軍を壊滅させるようなバケモノの親戚が脚部のスペアパーツに仕掛けられた申し訳程度の爆薬と安全装置を外されただけで爆発四散するとか正直出来の悪いギャグにしか見えません(;一_一)

ワンパンマン』も顔負けな「参上!!必勝!!至上最強!!」な兵器だから敵も慢心してたって話だけど、作戦地域に人員送り込んでメンテの為の施設をわざわざ拵える必要があるとか、こんなんただの欠陥兵器じゃねぇかww。

一応戦争物なので薄い本展開待ったなしなミリンダを助ける為に敵を殺すかどうか葛藤するシーンもあったりするのですが「相手は鬼畜生だから問題ない」であっさり割り切ってしまったり、敵地の真っ只中で大声で痴話喧嘩を始めるなど緊張感の無い展開に開いた口が塞がらない。
そもそもこのエピソードは中の人的にコミュ力の高いイナホくんにしか見えないクウェンサーの独壇場で、レイヴィアの必要性を感じない(汗)。
これダブル主人公ですよね?。

誰も破壊できなかったのが不思議で仕方ない「オブジェクト」を生身で撃破し国中から讃えられる2人ですが、軍部から「んじゃ次はこいつをお願いね♡」ってな感じで新たな戦地へ派兵されたところで物語は次のエピソードに続く。

原作未読なのでそちらがどうなっているか解りませんが、アニメは描写が軽い・テンポが悪い・クオリティが低いの三重苦で正直観続ける気になれません。
ヒロインは可愛いと思うのですが、今後面白くなるんですかね…(汗)。