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『トランジット』(2012年) -★★☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: Transit
製作: 2012年 アメリ
時間: 88分
脚本 マイケル・ギルバリー
音楽: クリス・ウェストレイク
出演: ジェームズ・カビーゼル
    ディオラ・ベアード
    エリザベス・ローム
    ライアン・ドノフー
    スターリング・ナイト
    ジェイク・チェリー

あらすじ

武装グループが現金輸送車から400万ドルを強奪。検問を突破するための現金の隠し場所として犯人たちが選んだのは、不動産詐欺で仮釈放中の父親ネイトが運転するファミリー・カーだった。家族を連れてキャンプに向かう途中で事件に巻き込まれたネイトは、執拗に追ってくる犯人たちから家族を守るべく奮闘するのだが…。

予告映像

感想

すっかり過去の人となったジョエル・シルバー製作、ジム・カヴィーゼル主演のDVDスルー映画『トランジット』がサタシネで放送されたので観る。

協調性のない4人組の銀行強盗が検問を越える為に家庭崩壊気味な一家の車に盗んだ金を隠したら回収に失敗した挙句ジム・ガヴィーゼル演じるお父さんの思わぬ反撃を食らい壊滅するというお話。

終始何もない片田舎の道路・ワニの住む湿地・不気味な廃屋で物語が展開し低予算感丸出しなのですが、とある事情で家庭内ヒエラルキーの最底辺になったお父さんが元警官や特殊部隊といった最強属性がないにも関わらず家族の為にボロボロになりながら頑張る姿は一周回って新鮮に映る。
この手の映画ではお荷物にしかならない妻と子も思い掛けないガッツを見せ強盗団に反逆するなど、テンプレ展開と思わせて意外な捻りが加えられていて地味に面白かったです。