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『血界戦線』 第07話 「拳客のエデン」


アリギュラ回からこっち良い改変が続いていたのに、またしても微妙な感じになってしまった『血界戦線』第7話。
アバンは丸々オリジナルシークエンスですが、ブラックって超能力者だったのですね。
何気に2人の隣の席にK・Kの父兄参観日回に登場した故あって人間の子供を育てているブラッドブリードの姿が!!。
あのエピソードはアニメではカットっぽいのですが、こういう所で救済してくれるスタッフGood Job!!。

地下闘技場に辿りついてからの流れはほぼ原作通りで、レフェリーが高木渉さんだったり、噛ませ犬のグレゴールが高橋広樹さんだったりとゲストキャスティングの豪華さは相変わらず。
中でもオーナー役にPRIDEのナレーションなどで格闘技ファンにもお馴染みの立木文彦さんを配したのは確信犯でしょうね。

ただオーナーの中に潜んでいたブラッドブリードも実は「ステゴロ最強」という病にかかった1人の男なのだというレオのモノローグをカットしたのは理解できません。
圧倒的な力を持つが故、純粋に戦いを楽しむ事のできないブラッドブリードの哀愁を描くエピソードでもあるのに、そこをカットしちゃダメだろ?。
それに正体を現してからクラウスを吹き飛ばす一撃も勢いがなくてガッカリ。
原作だとまさしく「赤子の手をひねる」ようにクラウスを瞬殺し、その実力差をまざまざと見せ付けるシーンだというのに…。

さらに言えば自分を助けるため満身創痍になったクラウスを闇討ちしようとするシルバーシット先輩(ザップ)のゲスっぷりを的確に言い表した「最低だ!!、最低に糞尿ぶっかけてルーブルに飾って金取るくらい最低だ!!」というレオの爆笑セリフを削ったのも解せぬ!!。

エピローグでは予想通りブラックと絶望王が同一人物である事が判明し、彼が本格的に行動を開始する事を宣言して終了。
確信犯的にブラックを演じているのか、はたまた二重人格なのか?。
自分を幽霊だと言い張るホワイトの病状ともども、今後の展開が気になります。