旧いまここにあるもの

Yahoo!ブログ時代のアーカイブ。記事内のリンクが上手く機能しなかったり、タイトルが文字化けしたり、画像のアスペクト比が可笑しいのはダメダメな移行機能の所為。新ブログはこちら→https://imakokoniarumono.hatenablog.com/

『キリングゲーム』(2013年) -★☆☆☆☆-

イメージ 1

スタッフ&キャスト

原題: Killing Season
製作: 2013年 アメリ
時間: 85
監督: マーク・スティーブン・ジョンソン
脚本: エバン・ドハーティ
出演: ロバート・デ・ニーロ(ベンジャミン・フォード) 
    ジョン・トラボルタ(エミール・コヴァチ)
    マイロ・ビンティミリア(クリス・フォード)
    エリザベス・オリン(サラ・フォード)

あらすじ

ユーゴスラビアボスニア戦争で地獄のような戦場をくぐり抜けたベンジャミンは、退役後、家族とも疎遠になり、人里離れた山小屋でひとり静かに暮らしていた。
そこへセルビア人の元兵士コヴァチが現れ、かつて戦場で出会ったベンジャミンに容赦ない戦いを挑んでくる。
戦争の記憶を封印したいベンジャミンと、未だ戦争を終わりにしていないコヴァチは、それぞれの思いを胸に命をかけた戦いを繰り広げる

予告映像

感想

近年流行っている往年のスター俳優共演バトルムービーの1つ『キリングゲーム』を観る。
ロバート・デ・ニーロvsジョン・トラヴォルタという映画ファンには中々魅力的な対戦カードなのだが、これがまぁなんというか薄い作品でした(汗)。
 
私はてっきりベニチオ・デル・トロトミー・リー・ジョーンズが共演した『ハンテッド』みたく「戦争で人生を狂わされた男が決着をつける為に戦う」重い作品だと思っていたのですが、蓋を開けてみれば『Mr.&Mrs.スミス』的なギャグ風味の強いガチンコバトル+河原で殴り合って友情を深める昔の青春ドラマ的な結末にビックリ。
 
「やられたらやり返す。倍返しだ!!」と言わんばかりにデ・ニーロとトラヴォルタがどつき合いを繰り広げて行くのですが、「やったか?」とフラグを立てた瞬間逆転される某『BLEACH』的なワンパターン展開が繰り返されるもんで「真面目にやれよ」と呆れてしまった。
 
とにかく主演2人のキャラクター設定が弱く、特にトラヴォルタの方はなんでデ・ニーロにちょっかい出してきたのか意味不明。
コレどう考えたって逆恨みだろ?。
本編が85分でサクッと終わるので苦痛こそ感じませんが、何がしたいか・何を伝えたいかサッパリ解らない作品でした。
(強いて言えば「赦し」なのかなぁ…)
 
ちなみに足の傷口にワイヤー通して吊るしたり、頬を矢で射抜いた上レモンと塩で作った特性ドリンク飲ませるなど地味にエグイ描写があるのでダメな人は要注意。