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『バディ・コンプレックス 完結編-あの空に還る未来で-』を観た。

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期待値が低かったからか個人的には結構楽しめた『バディ・コンプレックス』の完結編が放送されました。
てっきり「第二期」か「劇場版」をやるのかと思っていたら前後編に分割した1時間の「特別編」で決着をつけるという無茶スケ。
やっぱ円盤売れなかったのかなぁ…。
確かに既視感のあるデザインとストーリーだったけどロボットアニメとしては割と王道な作りをしていて、少なくとも『ヴァル○レイヴ』なんかよりは百万倍マシだと思うんですけどね。
 
TVシリーズ終了から時間が開いているので話がどこまで進んだか思い出しながら鑑賞したのですが、敵の大量破壊兵器完成を阻止しようと行き成り宇宙に上ったり、やっぱり無理がある櫻井孝宏くんの御年輩演技に草が生えたり、死亡フラグ立てまくった新人が即行でフラグ回収したり、ラスボスとは思えないダサいモビルアーマー(笑)が出てきたり、打ち切りマンガ的な無理やり捩じ込んだ感ありありの決着の付け方だったりと、予想通りのダイジェスト仕様。
 
過去に飛ばされて70年間復讐だけを考えていたシスコンジジイが無理矢理政権を奪ったり仲間を犠牲にしたアホな行動をとった結果、味方に総スカン食らって地球を道連れに自爆を決行するという無茶苦茶な展開で、やっつけにもほどがある。
 
敵味方とも描き方によっては魅力的になったであろう登場人物が多いのに、ほぼ「出てるだけ」で個々のドラマが掘り下げられる事もなく終了。
森川智之さん演じるイケメン過ぎる敵将とか、何時もの子安さんなマッドサイエンティストとか、青葉に想いを寄せるCV花澤さんのサブヒロインの扱いなど全てがなーなーで本当に勿体ない。
 
戦闘シーンに関しては確かTVシリーズでは全部手描きでやっていたと記憶しているのですが、今回は一部にCGも織り交ぜており、むしろそっちの方が『マジェスティックプリンス』みたいにスピード感があって良かったです。
逆に手描きのシーンはクオリティが低く、こんな事なら無理せずCGにすれば良かったのではないか?。
 
最終的に戦いの中で青葉とヒナが忘れていた過去をさらっと思い出し、「俺達元の時代に帰るわ」で未来の仲間達に別れを告げ全部なかった事にして最初の出会いに戻りめでたしめでたし。
でもこれって冷静に考えるとループから抜け出してなくね?。