製作: 2014年 日本
あらすじ
外国系水企業の重役、産業省役人、国内兵器製造業者が、水の価格協定の会議中何者かによって爆殺される。
やがて逮捕されたカルディス人の犯人一味が「独立軍の英雄」と呼ばれた伝説的な人物「スクラサス」を信奉し、同時に疑似記憶ウィルスに感染していた事が判明する。
時を同じくして山の手のダムが爆破され刑事が死亡する不可解な事件が発生。
予告
感想
公安9課結成までを描く『攻殻ARISE』第3話。
主要メンバーが出揃い、バトーが少佐に軽口を叩いたり、マテバ云々の件が出てきたりと、ようやく"らしく"なって来ました。
今回はカルディス人テロリストによる謎の連続爆破事件と並行して草薙素子とミステリアスな義体技師ホセのラブストーリーが描かれるのですが、恋する乙女モードの少佐がとにかく新鮮で、恋人との関係を茶化されたり、犯人扱いされると怒りを露にする等、公私混同まっしぐら。
完璧超人ではない少佐が観れるのも前日端の『ARISE』ならではで、ホセというキャラクターもそんな少佐が惚れるに足る魅力的な人物で説得力があります。
英雄と呼ばれた「スクラサス」の正体など事件の真相には攻殻らしいギミックが仕組まれており、2人愛の結末を含めとても面白かったです。
少佐が最後のメンバーであるトグサをスカウトし物語はいよいよ完結編へ…。
予告映像では『GHOST IN THE SHELL』を彷彿とされる高層ビル群をバックに佇む少佐の姿が映し出されていましたが、果たしてどのような形で締め括るのか今から楽しみです。