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『ザ・マーダー』(2011年) -★☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: THE RIVER MURDERS 
製作: 2011年 アメリ
時間: 93分
監督: リッチ・コーワ 
脚本:
ティーヴ・アンダーソン 
音楽:
パイナー・トプラク 
出演:
レイ・リオッタ(ジャック・ヴァードン)
    クリスチャン・スレイターヴコヴィッチFBI捜査官)
    ヴィング・レイムス(ラングレー部長)
    ジゼル・フラガ(アナ・ヴァードン)
    サラ・アン・シュルツ(ジェニー・テムズ)
    マイケル・ロドリック(ジョン・リー)

予告映像

感想

増税でファーストデイが1100円に値上げされ馬鹿馬鹿しくて映画館に行く気が失せる今日この頃。
そもそも観たい映画がやってないので(『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は4日からだし)HDDレコーダーに貯まった映画を消化。
 
本日は『NARC ナーク』のレイ・リオッタ、『トゥルー・ロマンス』のクリスチャン・スレイター、『M:Iシリーズ』のヴィング・レイムス共演の『ザ・マーダー』というDVDスルー作品がテレ東深夜の映画枠『サタシネ』で放送されたので観る。
 
ストーリーは
若かりし頃とっかえひっかえ女性と関係を持っていたヤリチン刑事レイ・リオッタ
結婚してからは心を入れ替え誠実な夫として最愛の妻と幸せに暮らしていたのだが、過去に自分と関係をもった女性の惨殺死体が次々と発見され殺人容疑を掛けられてしまう。
というもの。
 
いろいろ言いたい事はあるが、とにかくこの主人公のエロゲーばりの絶倫っぷりはどうにかならんかったのか?。
次から次に女性と付き合ってやる事やって次へGO!。
早い段階で犯人の標的が元カノと分かり「保護するからリストアップしろ」と嫌味な捜査官クリスチャン・スレイターに言われても「多すぎて覚えていない」ときたもんだ。
その結果、次から次に犠牲者が増えていくのだから殺される方も堪ったもんじゃない。
 
しかも犯人が捕まらず妻にまで危険が迫る中、彼女のおめでたが発覚。
喜びの余りもう1ラウンド突入するのだから、やれやれだぜ。
 
犯人の正体はすぐに読めたが、どう考えても主人公が悪いよな。
誠意を持って行動していればこんな事にはならなかった。
そんな2人が対峙するクライマックスは『セブン』のような絶望を期待したら思いの外あっさり終了して肩透かしを食らう。
片や射殺し、片や愛を注ぐ、あの結末は主人公の身勝手さの象徴なのだが、正直言ってパンチが足りない。
私はてっきり"犯人が自分にされた事を主人公の子供に仕返す"のかと思っていた。
 
DVDスルーも納得の微妙な作品。
要するに「きちんと避妊しましょう」って事が言いたかったんですね。