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『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(2013年) -★★★☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: STAR TREK INTO DARKNESS
製作: 2013年 アメリ
時間: 132分
出演: クリス・パイン(ジェームス・T・カーク)
    ザカリー・クイント(スポック)
    ゾーイ・サルダナ(ウフーラ)
    ベネディクト・カンバーバッチ(ジョン・ハリソン)
    ジョン・チョー(ヒカル・スールー)
    サイモン・ペッグモンゴメリー・“スコッティ”・スコット)
    カール・アーバン(レナード・“ボーンズ”・マッコイ)
    ピーター・ウェラー(マーカス提督)
    アリス・イヴ(キャロル・マーカス)
    ブルース・グリーンウッド(パイク提督)
    アントン・イェルチン(パヴェル・チェコフ)
    クリス・ヘムズワースジョージ・カーク)
    ジェニファー・モリソン(ウィノナ・カーク)
    レナード・ニモイ(スポック)

あらすじ

西暦2259年、ロンドンにある宇宙艦隊の施設が何者かの手によって爆破される。
監視カメラの映像から犯人が同じ宇宙艦隊所属のジョン・ハリソン中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)である事が判明するがその直後、この事件を受けて艦隊本部に集められた指揮官たちを狙った新たなテロが発生。
恩師であるパイク提督を殺されたカーク(クリス・パイン)はUSSエンタープライズの仲間と共にクリンゴン帝国が統治する惑星クロノスに逃亡したジョン・ハリソンの追跡を開始するのだが…。

予告映像

感想

J・J・エイブラムス監督がリブートした新生『スター・トレック』 第二弾。
冒頭から未開拓惑星を舞台にしたスペクタルシーンで一気に作品世界へと観客を引き込み、裏切りのサーカス』 『シャーロック』で人気沸騰中のベネディクト・カンバーバッチ演じる最強・最悪の敵「ジョン・ハリソン」がエンタープライズ号の前に立ちはだかる。 
 
彼の行動原理がカークのそれと根本的には同じである事が本作の重要なテーマとなっており、より深いドラマが展開する一方、物語が「ジョン・ハリソン」を中心に展開する為、エンタープライズ号の面々の見せ場が減ってしまったのは残念。
「クルーは家族だ」と言いながらバカスカ死なせるのでカークの言葉の重みを実感する事も出来ず、大層なテーマを掲げながら最終的にスポックとの友情物語に落ち着いてしまったのも惜しいところ。
終盤のディザスタームービー顔負けの恐ろしいほどの人命軽視描写や、伏線が露骨すぎてオチが見え見えな御都合主義的な結末など鼻につく部分は多々あるものの、そういった点を差し引いても十分楽しむ事が出来ました。
 
クライマックスではシリーズファンお馴染みのセリフが飛び出し思わずニヤリ。
なるほど、ここに繋がるわけか。
しかし"あの人"に「エンタープライズ号にとって最大の試練」と言わせてしまった手前、続編を作るのは難しそうですね。
やるとしたらクリンゴン人を絡めたドラマ重視の物語でしょうか?。