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『サンシャイン 2057』(2007年) -★★☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: SUNSHINE
製作: 2007年 アメリ
時間: 108分
監督: ダニー・ボイル 
脚本: アレックス・ガーランド
音楽: ジョン・マーフィ 、UNDERWORLD  
出演: キリアン・マーフィ(キャパ)
    真田広之(カネダ)
     ミシェル・ヨー(コラゾン)
     クリス・エヴァンス(メイス)
     ローズ・バーン(キャシー)
     トロイ・ギャリティ(ハーヴィー)
     ベネディクト・ウォン(トレイ)
     クリフ・カーティス(サール)
      マーク・ストロング(-)

あらすじ

西暦2057年。
地球は太陽活動の衰えによって氷の星と化していた。
滅亡の危機に瀕した人類は現存する全ての核爆弾を用いて太陽を復活させる事を計画。
世界中から集められたエリート達が宇宙船イカロス2号に乗船し一路太陽を目指す。
だが作戦決行まで残り数日となったある日。
彼等は7年前に消息を絶ったイカロス1号からの不可解な救難信号を受信。
これを切っ掛けに次々と不測の事態が起こり始める…。

予告映像

感想

テレ東午後の映画枠で放送された物をHDDレコーダーさんがお楽しみ録画しておいてくれたので鑑賞。
 
『トレイン・スポッティング』『28日後…』『スラムドッグ$ミリオネア』などで知られるダニー・ボイルが2007年に監督した作品で、日本から真田広之さんが出演した事で話題になりました。
共演者にはミシェル・ヨーや、当時若手だったキリアン・マーフィクリス・エヴァンスなんかもいて地味に豪華。
 
設定自体は今までに幾度となく描かれたSFの古典であり、密室空間に閉じ込められた人々が疑心暗鬼に陥るシチュエーションもよくある話。
中盤では実際の生存者より1人多いという怪談的ゾクゾク展開も用意されているのですが、その得体の知れない謎の人物が呆気なく姿を現してしまうもんだから雰囲気台無し(苦笑)。
 
「太陽に魅入られる人々」という意味深な描写も、狂っただけで片付けちゃうから「えー!!」って感じ。
ダニー・ボイル監督だけあって独特のカメラワークや美しい映像なんかは大変魅力的なのですが、ストーリーに関しては面白そうな題材を寄せ集めた結果、
SFとしても、ミステリーとしても、ホラーとしても、ヒューマンドラマとしても、
実に中途半端。
 
けどまぁ最後に主人公たちの努力が報われたんでかなり救われたと思います。
これでバッドエンドだったらホント最悪でしたよ…(苦笑)。