旧いまここにあるもの

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皆川亮二 「PEACE MAKER .12」 (集英社 ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

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皆川亮二さんが描くガンマンたちの物語『PEACE MAKER』も気付けば12巻目。
 
遂に開幕する世界最強・最速の戦士を決める「G・O・D」(ガンズ・オブ・ドミネイション)エンペラーガーデン大会。 
6メートルの間合いから眼前の相手を倒すというただ一点にのみ特化した戦いは漫画的に地味でコニーの言葉を借りれば「退屈」になりそうなのですが、「ガンズ」などと言いながらナイフやカードやブーメランや下駄など十人十色の得物・技が飛び出して本当に面白い!!。
皆川作品お約束のチートキャラであるコール・エマーソンなんて戦車と決闘して打ち勝つとか何でもありかっ!!(爆)。
 
今回はそんなコール・エマーソンの隠されてきた真意が明らかになるのですが、武器を与え人類の進化を促すと同時に世界を滅ぼしかねない危険な力(核兵器)を排除しパワーバランスをとろうとする彼なりの「正義」が見えてきて一気に魅力が増しました。
 
兵器開発=科学の発展である事を示す為の「万国博覧会」と「兵器博覧会」。
そして磨き上げられた人間という最強の兵器を民衆に見せ付ける為の「G・O・D」を同時開催する意義にも触れ独自の美学が炸裂!!。
弟のホープ・エマーソンとはなんだかんだで会話が弾んでるし最初の時と印象違くね?。
 
丸々1巻分使ってトーナメント1回戦を綺麗に消化し次巻は波乱の2回戦目に突入。
ビートの一件もあるので誰が死んでも可笑しくないし先の展開が全く読めません。