ウルトラジャンプにて2007年7月～2016年6月まで約9年間連載された皆川亮二さん(『スプリガン』『ARMS』)の『PEACE MAKER』が遂に完結。
銃神コール・エマーソンが生き残ったすべての挑戦者と戦う事を宣言したG・O・D決勝。
純粋な早撃ち勝負で一矢報いたハイマンと、身体能力に任せた猛攻であと一歩のところまで追い詰めるバケットの、静と動のデュエルは本当に素晴らしく見応えがあります。
一方コール・エマーソンと戦う権利を巡るピース・エマーソンとニコラ・クリムゾンの戦いは意外な形で決着。
この２人の事だから殺し合いはしないと思ってましたが、よもやこのような形で「ピースメーカー」が再びピース・エマーソンの手に戻るとは思わなんだ。
そして真の意味での決勝は奇しくも因縁の銃を手にした兄弟対決。
２人が屈託のない会話を交わし、迷うホープの前にビートの幻影が現れた時は目頭が熱くなったのですが、この期に及んで決着の行方がはぐらかされたのはハッキリ言って拍子抜け。
エピローグから推し測れば、どのような結果になったかは容易に想像できるのですが「そこを超絶作画で見せて欲しかった!!」というのが率直な感想です…。
