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皆川亮二 「PEACE MAKER .13~15」 (集英社 ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

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皆川亮二さんの『PEACE MAKER』が知らぬ間に3巻も出ていたので一気買いしたった。
最新巻の帯によると累計280万部を突破したらしいのですが、こんだけ売れてるのにアニメ化はまだですか?。
もし内容が地味過ぎると言うなら『うしおととら』よろしく『スプリガン』をやってくれても構わんのだよ?。
STUDIO4℃が手掛けたオーバーテクノロジーな劇場版も良かったけどファンとしてはここいらで原作基準のアニメも観てみたいところ。
まぁバイオレンス描写が多いからやったとしても地上波は黒塗りの雨あられになるだろうけどね(苦笑)。

収録内容は「G.O.D」参加者が宿泊するホテルが襲撃される13巻。
次いで「銃神」コール・エマーソンの過去が語られる14巻。
そして父の遺した「ブラックウィング」を手に覚醒する15巻。

メインキャラに昇格したかに思われたエイドリアンが呆気なく敗れたり、噛ませ犬っぽい坊さんが実はめちゃくちゃ強かったりと先が読めない展開が続く一方、世界中に武器を売り捌く「クリムゾン」の最終目的が世界平和というのは皆川作品らしいどんでん返しである。
コール・エマーソンが自分こそ「ピースメーカー(平和を作る者)」であり、武器を供給するのは人類の進化を促す為だと言い放つ場面はピカレスクロマンを見ているようで、主人公のホープやニコラが空気と化していました(苦笑)。

例によって覚醒してからのチートっぷりが凄まじく、飛んでくる矢を素手で掴むわ、相手の殺気だけを感じ取り脳天を撃ち抜くわ、初陣で「究極の傭兵」を瞬殺するわで、冗談抜きに「どこの御神苗優だよ」って感じ。
ルールを変更し「G.O.D」で勝ち残った全員と戦うと宣言したけど、こんなん勝てる気がしませんわ…(汗)。